DateInterval

DateInterval[{start,end}]

start から end までの連続する期間を表す.

DateInterval[{start,end},gran]

暦の粒度 gran で日付の期間を表す.

DateInterval[{{start1,end1},{start2,end2},}]

start1から end1まで,start2から end2まで のような期間の和集合を表す.

DateInterval[gdate]

詳細な日付オブジェクト gdate の最初から最後までの日付期間を与える.

詳細とオプション

  • DateInterval[{start,end}]は,日付 start から日付 end までの連続期間を表す.
  • DateIntervalの入力の日付は,DateObject式,日付のリスト,絶対時間,あるいは日付文字列で指定することができる.
  • DateInterval[,gran]は,指定期間内で暦の粒度が gran の詳細な日付オブジェクトの集合を表す.次は,使用可能な暦の粒度指定である.
  • "Millennium"XX00年からの1000年の期間
    "MillenniumBeginning01"XX01年からの1000年の期間
    "Century"XX00からの100年の期間
    "CenturyBeginning01"XX01年からの100年の期間
    "Decade"その日を含む10年の期間
    "Year"その日付を含んで1年
    "Quarter"その日付を含んで3ヶ月
    "Month"その日を含んで1ヶ月
    "Week"月曜からの1週間(月曜を含む)
    "WeekBeginningSunday"日曜からの1週間(日曜を含む)
    "Day"その日を含む1日
    "Hour"その日を含む1時間
    "Minute"その日を含む1分
    "Second"その日を含む1秒
    "Instant"指定された厳密な瞬間
  • DateInterval[{start,end},gran]は入力日付を指定された粒度で正規化する.DateInterval[{start,end}]startend の日付に最も細かい粒度を使う.
  • DateIntervalは,{start,end}のペアについて,start の日付に関連付けられた最初のものを含め,end の日付に関連付けられた最後のものを除外する.
  • 初日と最終日の粒度が変更されると,その粒度と互換の最大の期間を含むように日付期間が自動的に拡張される.
  • DateIntervalは算術計算と日付関連計算をサポートする.
  • Min[interval]Max[interval] は日付期間の端点を与える.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • CalendarTypeAutomatic使用する暦系
    DateGranularityAutomatic日付の暦粒度
    TimeZoneAutomatic使用する時刻帯
  • DateInterval[][prop]は日付期間の指定された特性を与える.
  • 次は,使用可能な特性である.
  • "CalendarType"期間に関連付けられた暦
    "DateBounds"期間の開始日と最終日
    "Dates"境界の日付のDateObject表現
    "Duration"Quantityオブジェクトとしての期間の長さ
    "Granularity"期間に関連付けられた暦の粒度
    "Min"期間の初日
    "Max"期間の最終日
    "TimeZone"期間に関連付けられた時刻帯

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

ある日から別の日までの期間を表す:

タイムラインとして描画する:

今日に対応する日付期間を取得する:

今日の始まりおよび終りまでの現在からの時間距離を求める:

今月に含まれる日付の集合を表す:

スコープ  (6)

期間操作  (3)

DateInterval式はIntervalMemberQのような期間操作に使うことができる:

DateOverlapsQを使って完全に含まれていない期間の部分的な重なり合いをテストすることができる:

IntervalUnionを使って複数の日付期間を組み合せて1つの式にすることができる:

IntervalIntersectionは,各期間に共通の時間の区間を与える:

算術計算  (2)

日付期間に持続時間を加える:

日付期間と与えられた日付の差を求める:

可視化  (1)

TimelinePlotを使って日付期間を可視化する:

特性と関係  (1)

MinMaxを使って日付期間の端点を求める:

DateBoundsを使って端点を求めることもできる:

考えられる問題  (1)

DateIntervalは,単一区間の入力にAbsoluteTime指定を使うことができる:

複数区間の場合は,ペアのリストがDateList指定として扱われる:

FromAbsoluteTimeを使って絶対時間指定による曖昧さを解消することができる:

Wolfram Research (2020), DateInterval, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DateInterval.html (2023年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2020), DateInterval, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DateInterval.html (2023年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2020. "DateInterval." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2023. https://reference.wolfram.com/language/ref/DateInterval.html.

APA

Wolfram Language. (2020). DateInterval. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DateInterval.html

BibTeX

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BibLaTeX

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