DivisorSigma

DivisorSigma[k,n]

約数関数 を返す.

詳細とオプション

  • DivisorSigmaは,約数関数あるいは約数の和の関数としても知られている.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学的整数関数である.
  • DivisorSigma[k,n]n の約数の k 次ベキの和である.
  • は単元で は素数)について,DivisorSigma[k,n]を返す.
  • GaussianIntegers->Trueのとき,DivisorSigmaはガウス整数である約数を含む.
  • DivisorSigma[k,m+In]は自動的にガウス整数上で作用する.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

の約数を求める:

約数の和:

約数の二乗の和:

DivisorSigmaを対数スケールの値でプロットする:

スコープ  (12)

数値評価  (4)

DivisorSigmaは整数に使うことができる:

負のベキ乗:

有理数のベキ乗:

ガウス整数:

大きい整数について計算する:

DivisorSigmaは要素単位でリストに縫い込まれる:

記号演算  (8)

TraditionalFormによる表示:

簡約された式:

方程式を解く:

式を簡約する:

総和の中でDivisorSigmaを使う:

DirichletTransform

記号引数について計算する:

関数を生成する:

オプション  (1)

GaussianIntegers  (1)

の約数の和を整数上で求める:

ガウス整数:

アプリケーション  (13)

基本的なアプリケーション  (3)

一般にDivisorSigma[d,n]=k|nkdである:

ガウスの約数と整数の約数の割合:

DivisorSigmaを対数スケールの値でプロットする:

特殊数列  (4)

完全数(約数の和が になるような数 n)を認識する:

不足数(約数の和が よりも小さくなるような数 n):

過剰数(約数の和が よりも大きくなるような数 n):

高度に合成された数を認識する [詳細]

友愛数(異なる2つの数.各々の真の約数の和がもう一方の数と等しい)を認識する:

-倍積完全数(約数の和が である数)を認識する:

最初の -完全数はである:

-完全である数は完全数と呼ばれる:

整数論  (6)

nのベキ乗なら,n の約数の和はになるが,これは n を概完全数にする:

ある数が完全平方のときかつそのときにかぎり,約数の数は奇数である:

オイラー(Euler)のトーシェント関数と約数の数を比較する:

約数の数の移動平均をその漸近値とともにプロットする:

反復するアリコット合計を計算する:

極限の進化を示す:

特性と関係  (6)

DivisorSigmaは,約数の 次ベキの和である:

DivisorSumを使って約数の和を求める:

DivisorSigmaは乗法的関数である:

完全数 n 約数の逆数はまででなければならない:

素数ベキ n の約数の和は2n 未満である:

素数 p について,約数の数はである:

約数の和は である:

の約数の数は である:

DivisorSigmaを使って約数の積を求める:

考えられる問題  (1)

GaussianIntegers->Trueのとき,ネイティブな定義では正しい結果が出ない:

DivisorSigmaを倍に増える関数にするために,因数を含む定義が使用されている:

おもしろい例題  (4)

DivisorSigmaのフーリエ変換の引数をプロットする:

DivisorSigmaのフーリエ変換の絶対値をプロットする:

DivisorSigmaのフーリエ変換の引数をプロットする:

約数の平均のウラム(Ulam)螺線をプロットする:

Wolfram Research (1988), DivisorSigma, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DivisorSigma.html.

テキスト

Wolfram Research (1988), DivisorSigma, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DivisorSigma.html.

CMS

Wolfram Language. 1988. "DivisorSigma." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/DivisorSigma.html.

APA

Wolfram Language. (1988). DivisorSigma. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DivisorSigma.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_divisorsigma, author="Wolfram Research", title="{DivisorSigma}", year="1988", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/DivisorSigma.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_divisorsigma, organization={Wolfram Research}, title={DivisorSigma}, year={1988}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/DivisorSigma.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}