ExoplanetData

Wolfram Knowledgebaseへの一般的なアクセスには,ExoplanetDataではなく,タイプExoplanetの実体を使用のこと.

ExoplanetData[entity,property]

太陽系外惑星 entity について指定された property の値を与える

ExoplanetData[{entity1,entity2,},property]

指定された太陽系外惑星実体についての特性値のリストを与える.

ExoplanetData[entity,property,annotation]

指定された property に関連した指定された annotation を与える.

詳細

  • ExoplanetData[]はすべての太陽系外惑星実体のリストを与える.
  • ExoplanetData["Properties"]は使用可能な特性のリストを与える.
  • ExoplanetData中で指定される entity は,EntityEntityClass,実体の正規名,あるいはそれらのリストでよい.
  • 指定された property は,EntityPropertyEntityPropertyClass,特性の正規名,あるいは特性のリストでよい.
  • 特定のケースで適用できない,あるいは未知である特性はMissing[]で示される.
  • 含まれる特性
  • "AlphanumericName"英数字による名前
    "AlternateNames"別名
    "Altitude"高度
    "AltitudeTransit"次の子午線通過高度
    "AngularDiameterFromEarth"地球から見える角直径
    "AngularRadiusFromEarth"地球から見える角半径
    "ApparentAltitude"視高度
    "AverageOrbitDistance"軌道の平均距離
    "Azimuth"方位角
    "AzimuthRise"出の方位角
    "AzimuthSet"入の方位角
    "BooleanRise"地平線上
    "Classes"クラス
    "Component"成分
    "Constellation"星座
    "DailyTimeAboveHorizon"地平線の上にある1日の時間
    "Declination"赤緯
    "Density"平均密度
    "Diameter"平均直径
    "DiameterInterval"直径の上界と下界
    "DiscoveryMethod"発見方法
    "DiscoveryYear"発見年
    "DistanceFromEarth"地球からの距離
    "DistanceInterval"地球からの距離の上界と下界
    "DistanceFromSun"太陽からの距離
    "DurationTransit"子午線通過時間
    "Eccentricity"軌道の離心率
    "EccentricityInterval"離心率の上界と下界
    "EscapeVelocity"脱出速度
    "GalacticLatitude"銀緯
    "GalacticLongitude"銀経
    "GeocentricEclipticLatitude"地心黄道緯度
    "GeocentricEclipticLongitude"地心黄道経度
    "GravitationalConstantMassProduct"標準的な引力パラメータ
    "Gravity"引力
    "GreenwichHourAngle"グリニッジ時角
    "HeliocentricEclipticLatitude"日心黄道緯度
    "HeliocentricEclipticLongitude"日心黄道経度
    "HelioCoordinates"日心XYZ座標
    "Inclination"軌道傾斜
    "InclinationInterval"傾斜の上界と下界
    "LocalHourAngle"地方時角
    "MajorAxis"長軸
    "Mass"質量
    "MassInterval"質量の上界と下界
    "MaximalAltitudeTime"次の最大高度時
    "MinorAxis"短軸
    "MomentOfInertia"慣性の回転モーメント
    "Name"名前
    "OrbitCenter"軌道の中心
    "OrbitCircumference"軌道の外周
    "OrbitPeriod"軌道周期
    "OrbitPeriodInterval"軌道周期の上界と下界
    "PeriapsisLongitude"近点 の黄経
    "PeriapsisLongitudeInterval"近点の黄経の上界と下界
    "PlanetaryEquilibriumTemperature"惑星平衡温度
    "PlanetaryEquilibriumTemperatureInterval"惑星平衡温度の上界と下界
    "PrimaryStarKSemiamplitude"主星Kの半振幅
    "Radius"平均半径
    "RadiusInterval"半径の上界と下界
    "RightAscension"赤経
    "RiseTime"次の出
    "RocheLimit"ロッシュ限界
    "SemimajorAxis"長半径
    "SemimajorAxisInterval"長半径の上界と下界
    "SemiminorAxis"短半径
    "SetTime"次の入
    "SiderealHourAngle"恒星時角
    "SurfaceArea"表面積
    "TransitDepth"子午線通過の最深部
    "TransitTime"次の子午線通過時
    "Volume"体積
  • 特性の中には全体としてExoplanetDataに使え,ExoplanetData[property]の形を使って与えられるものがある.次はそのような特性である.
  • "Entities"使用可能なすべての実体
    "EntityCount"使用可能な実体の総数
    "Classes"使用可能なすべての実体クラス
    "EntityClassCount"使用可能な実体クラスの総数
    "SampleEntities"サンプル実体のリスト
    "SampleEntityClasses"サンプル実体クラスのリスト
    "EntityCanonicalNames"すべての実体の正規名のリスト
    "PropertyCanonicalNames"すべての特性の正規名のリスト
    "EntityClassCanonicalNames"すべての実体クラスの正規名のリスト
    "RandomEntities"擬似ランダムサンプル実体
    {"RandomEntities",n}n 個の擬似ランダム実体
    "RandomEntityClasses"擬似ランダムサンプル実体のクラス
    {"RandomEntityClasses",n}n 個の擬似ランダム実体クラス
  • 次の注釈をExoplanetData[entity,property,annotation]の第3引数として使うことができる.
  • "Qualifiers"特性の可能な限定子のリスト
    "QualifierValues"各限定子に与えることができる値のリスト
    "DefaultQualifierValues"特性の限定子のデフォルト値のリスト
    "Description"特性のテキストによる簡単な説明
    "Definition"特性のテキストによる詳細な定義
    "Source"特性の出典情報
    "Date"実体と特性のペアの値があれば,それに関連した日付
    "PhysicalQuantity"実体と特性のペアの値に関連した物理量
    "Unit"実体と特性のペアの値に関連した単位
    "EntityAssociation"実体および実体と特性のペアの値の連想
    "PropertyAssociation"特性および実体と特性のペアの値の連想
  • 関数が annotation として与えられている場合,これは結果のデータを集約するのに使われる.次はよく使われる集約関数である.
  • Min最小値
    Max最大値
    Mean平均値
    Commonest最頻値
    Median中央値
    Total合計を返す
    Length要素数

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

を使って見付ける:

太陽系外惑星の質量を求める:

指定されたクラスで太陽系外惑星のリストを得る:

スコープ  (3)

日付限定子は,明示的なDateObjectあるいは評価するとDateObjectになるクエリを受け付ける:

日付限定子もDatedを使って指定することができる:

場所限定子は,明示的なGeoPosition,場所に基づくEntityオブジェクト,評価するとそのどちらかになるクエリを受け付ける:

"Uncertainty"限定子は,可能ないくつかの値を取り,結果において不確実性をどのように表すかを制御することができる:

"Uncertainty"限定子を利用する特性は,以下で見付けることができる:

アプリケーション  (8)

年ごとに発見された太陽系外惑星数を示すグラフを作成する:

半径と質量をプロットするグラフを作成する:

質量対軌道周期をプロットする,発見方法によって色分けされたグラフを作成する:

密度対半径をプロットするグラフを作成する:

軌道の離心率対軌道周期をプロットする,発見方法で色分けされたグラフを作成する:

密度対半径をプロットするグラフを作成する:

各太陽系外惑星について,その系内の他のすべての太陽系外惑星を求める:

系内の太陽系外惑星の数に基づくデータを収集する:

太陽系外惑星を1つ,2つあるいは3つ含む系について,離心率対長半径をプロットする:

半径と軌道周期を両対数スケールでプロットする:

太陽系外惑星の居住可能地域という概念は,合意済みの定義がない曖昧なものである.居住可能地域の解釈を決定する方法はいくつかあるが,そのどの方法にも主星との関係が含まれる.惑星の平衡温度は,指定された惑星についての黒体温度の形式である.惑星の居住可能性に影響すると思われる温室効果ガス等の要因は考慮しない.惑星平衡温度が摂氏0度から100度までである指定された系における惑星についてのクエリを行うことができる:

例えば,D. Whitmire,R. Reynolds等による「Circumstellar habitable zones: astronomical considerations」のように,居住可能地域を決定する方法は他にもある.1996年のLaurence Doyle編,Travis House Publications, Menlo Park発行の「Circumstellar Habitable Zones」の117ページから142ページにあるように,この方法では,惑星の周りの居住可能地域の内半径と外半径を決めることができる:

Wolfram Research (2014), ExoplanetData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ExoplanetData.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), ExoplanetData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ExoplanetData.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "ExoplanetData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ExoplanetData.html.

APA

Wolfram Language. (2014). ExoplanetData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ExoplanetData.html

BibTeX

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