ImageData

ImageData[image]

ImageあるいはImage3Dオブジェクト image の画素値の配列を与える.

ImageData[image,"type"]

指定タイプに変換された画素値の配列を与える.

詳細とオプション

  • ImageData[image]はデフォルトで,要素が各チャンネルの値のリストである2Dまたは3Dの配列を与える.単一チャンネルの画像に対しては,値のリストではなく1つの値のみが返される.
  • 2Dの場合,ImageData[image]によって生成された配列は,画像が表示されるのと同じ方法で並べられ,第1行が画像中の一番上の画素行に当たる.
  • 3Dの場合,ImageData[image]によって生成される配列は,最初の部分がトップスライスに相当し,行は背景から前景へ,列は左から右へとなるように配置される.
  • バイナリ画像の場合,ImageData[image]は0か1の整数値を返す."Byte"型あるいは"Bit16"型の画像については,ImageData[image]は,値が常に0から1までの間になるようにこれを正規化する.実数型の画像については,ImageData[image]は画像に使われている実数値を,それがなんであれ返す.
  • ImageData[image,"type"]が指定する可能なタイプ
  • "Bit"0か1の整数
    "Byte"0から255までの整数
    "Bit16"0から65535までの整数
    "Real32"単精度実数(32ビット)
    "Real64"倍精度実数(64ビット)
  • ImageData[image,Automatic]ImageData[image,ImageType[image]]に等しい.
  • ImageDataはオプションInterleavingを有する.
  • デフォルト設定のInterleaving->Trueのとき,ImageDataはチャンネル値のリストの2Dまたは3Dの配列を返す.
  • Interleaving->Falseとすると,ImageDataは各チャンネルの値の2Dまたは3Dの配列を返す.
  • Interleaving->Automaticは画像を保存するネイティブな形式で返す.
  • ImageDataにはDataReversedオプションを与えることができる.DataReversed->Trueとすると,行の順が逆になる.

例題

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  (3)

第1行の最初の5画素のチャンネルデータ:

バイト値の画像を構築する:

正規化されたラスタデータを抽出する:

生のバイトを抽出する:

3D画像からデータを抽出する:

オプション  (3)

DataReversed  (1)

デフォルトで,データは上から下の順で返される:

行の順を逆にする:

Interleaving  (2)

デフォルトで多チャンネル画像のデータはインターリーブ形式で返される:

これは画素データを平面形式で返す:

画像データをインターリーブ形式で取り出す:

画像データを平面形式で取り出す:

特性と関係  (2)

ImageDataRasterが仮定する行の順序は異なる:

Rasterを使って画像データを可視化するためには行順を逆にしなければならない:

Wolfram Research (2008), ImageData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageData.html (2012年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2008), ImageData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageData.html (2012年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2008. "ImageData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2012. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageData.html.

APA

Wolfram Language. (2008). ImageData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageData.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_imagedata, author="Wolfram Research", title="{ImageData}", year="2012", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageData.html}", note=[Accessed: 25-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_imagedata, organization={Wolfram Research}, title={ImageData}, year={2012}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageData.html}, note=[Accessed: 25-November-2024 ]}