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ImageMultiply

ImageMultiply[image,x]

image 中の各チャンネル値に因子 x を掛ける．

ImageMultiply[image₁,image₂]

各画素が image₁と image₂中の対応する画素の積である画像を返す．

ImageMultiply[image,expr₁,expr₂,…]

image にすべての expr_iをかける．各 expr_iは画像，数，色の値のいずれかである．

詳細

ImageMultiply[image,…]によって返される画像は image と同じ次元である．
ImageMultiply[image,x]では，x は，通常，範囲が0から1までの数，色，あるいはカラーチャンネル値のリストでよい．
ImageMultiply[image,x]は，もとになっているデータタイプが image と等しく，必要に応じて値を切り取ったあるいは切断した画像を与える． »
画像の次元が異なる場合，ImageMultiply[image₁,image₂]は image₁の中央で image₂を掛ける．
image₁あるいは image₂がシングルチャンネルの画像の場合，その値にはImageMultiply[image₁,image₂]中のもう一方の画像の各チャンネルの値がかけられる．
image₁と image₂ が両方とも多チャンネルの画像の場合，各チャンネル中の値は別々に乗算される．
ImageMultiply[image₁,image₂]は image₁か image₂の最も大きいタイプの画像を，必要に応じて値を切り取って与える．
バイナリ画像の場合，ImageMultiplyは事実上画素値の論理積を求める．
ImageMultiply[image,expr₁,expr₂,…]は，ImageMultiplyを引数のリストにたたみ込む．
ImageMultiply[{image,expr₁,expr₂,…}]はImageMultiply[image,expr₁,expr₂,…]と等価である．
ImageMultiplyはImage3Dオブジェクトに使うことができる．

例題

すべて開くすべて閉じる

例 (4)

グレースケール画像を掛けることで画像をマスクする：

すべての画素に一定の数を掛けてRGB画像を明るくする：

2つのバイナリ画像の論理積：

3Dバイナリ画像に彩色する：

アプリケーション (5)

一般に動きを検出するために使われる，除算演算子を作る：

一様乗法性ノイズ：

画像のチャンネルに彩色する：

ビネット効果を出す：

カラー画像とグレースケールの画像を掛け合せて，複合画像を作成する：

特性と関係 (1)

画像と色を掛け合せるときは，一般に画像のデータタイプが保存される：

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