ImageRestyle

ImageRestyle[image,sample]

sample のグラフィカルなスタイルに従うように image のスタイルを変更しようと試みる.

ImageRestyle[image,wsample]

スタイル変更に重み付け w を使う.

ImageRestyle[image,{sample1,}]

sampleiのグラフィカルなスタイルをブレンドして image のスタイル変更を試みる.

ImageRestyle[image,{w1sample1,}]

sampleiに重み付け wiを使う.

詳細とオプション

  • ImageRestyleは,画風変換としても知られるもので,通常,参照スタイルを使った画像のスタイル変更に使われる.
  • スタイル変更の重み w は0から1までの数でなければならない.重みが大きいほど image に加えられる変更も大きくなることを意味する.
  • サポートされるオプション
  • PerformanceGoal "Speed"パフォーマンスのどの面について最適化するか
    PreserveColor Falseもとの画像の色を保存するかどうか
    RandomSeeding 1234擬似乱数生成器のシード
    TargetDevice "CPU"計算するターゲットデバイス
  • PerformanceGoalの可能な設定
  • "Quality"スタイル変更の際に品質を最大化する
    "Speed"スタイル変更の際に速度を最大化する
  • PerformanceGoal->"Speed"がフィードフォワード様式化メソッドを使用するのに対し,PerformanceGoal->"Quality"は最適化に基づいたメソッドを選ぶ.
  • ImageRestyleは機械学習を使う.含まれるメソッド,訓練集合,バイアスはWolfram言語のバージョンによって変わることがあり,したがって結果も変わることがある.
  • ImageRestyleはリソースをダウンロードすることがある.ダウンロードされたリソースは,$LocalBaseのローカルなオブジェクトストアに保存され,LocalObjects[]でリストしたりResourceRemoveで削除したりできる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

画像のスタイルを変える:

スタイルの強調を小さくする:

スコープ  (3)

スタイル変更の際の重み付けを指定する:

2つのサンプルのスタイルを混ぜる:

各サンプルの重み付けを指定する:

オプション  (4)

PerformanceGoal  (1)

デフォルト設定の"Speed"では,フィードフォワード様式化メソッドが使われる:

"Quality"の設定では,より速度が遅くよりよい結果を与える,最適化に基づいたメソッドが使われる.この場合は,CPUでは1時間かかることもあるので,GPUが推奨される:

PreserveColor  (1)

デフォルトで,スタイルの変換は画像の色に影響する:

PreserveColor->Trueを使うともとの画像の色が保持される:

RandomSeeding  (1)

PerformanceGoal->"Quality"の設定のとき,RandomSeedingはシードするメソッドを指定する.CPUでは1時間かかることもあるので,この場合はGPUが推奨される:

TargetDevice  (1)

可能であれば,デフォルトのシステムGPUを使ってスタイルし直す:

互換性のあるGPUが使用できなければ,メッセージが生成され計算は放棄される:

特性と関係  (1)

重み付けを0にするとサンプルのスタイルが完全に無視される:

重み付けを1にするともとの画像のコンテンツが完全に無視される:

考えられる問題  (1)

PerformanceGoalのデフォルト設定は,高速ではあるが,スタイルの特徴,特にテクスチャと筆の動きを掴み損なうことがある:

PerformanceGoal->"Quality"とするとスタイルがより忠実に再現される.この場合は,CPUだと1時間かかることもあるのでGPUを推奨する:

おもしろい例題  (1)

様式化の重み付けが増す様子をアニメーションで見る:

Wolfram Research (2017), ImageRestyle, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageRestyle.html.

テキスト

Wolfram Research (2017), ImageRestyle, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageRestyle.html.

CMS

Wolfram Language. 2017. "ImageRestyle." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageRestyle.html.

APA

Wolfram Language. (2017). ImageRestyle. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageRestyle.html

BibTeX

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BibLaTeX

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