NetEncoder   

ネットエンコーダのリスト »

NetEncoder["name"]

指定形式の入力をネットで使用する配列に符号化するエンコーダを表す．

NetEncoder[{"name",…}]

追加的パラメータが指定されたエンコーダを表す．

詳細

  • NetEncoder[…][input]は，input について指定された符号化を与える．
  • NetEncoder[…][{input1,input2, …}]は，各 inputiについて明示的に出力を計算する．
  • NumericArrayが入力として与えられると，出力はNumericArrayになる．
  • 以下は，使用可能な名前付きエンコーダである．
  • "Audio"音声を波形の大きさの列として符号化する
    "AudioMelSpectrogram"音声をメルスペクトログラムとして符号化する
    "AudioMFCC"音声をMFCCベクトルの列として符号化する
    "AudioSpectrogram"音声をスペクトログラムとして符号化する
    "AudioSTFT"音声をフーリエ変換の列として符号化する
    "Boolean"TrueとFalseを1と0として符号化する
    "Characters"文字列中の文字を整数コードの列またはワンホットベクトルとして符号化する
    "Class"クラスラベルを整数コードまたはワンホットベクトルとして符号化する
    "FeatureExtractor"任意の種類の入力をFeatureExtractionとして符号化する
    "Function"カスタム関数を使って入力を符号化する
    "Image"2D画像を階数3の配列に符号化する
    "Image3D"3D画像を階数4の配列に符号化する
    "SubwordTokens"文字列内のトークンを整数コードの列として符号化する
    "Tokens"文字列内のトークンを整数コードの列として符号化する
    "UTF8"文字列をそのUTF8バイトとして符号化する
    "VideoFrames"動画を階数3の配列の列として符号化する
  • NetEncoderオブジェクトは，ネットの構築時に"port"->NetEncoder[…]を指定してネットの入力ポートに加えることができる．"port"->"name"を指定するとNetEncoder["name"]を使ってエンコーダが作成され，これに加えられる．
  • NetTrainが自動的に損失層を加えることができ，NetDecoderがネットの出力に加えられると，損失層の"Target"入力のために同じタイプのNetEncoderが作成される．
  • NetEncoderへの入力がすでに正しい形のときは，NetEncoderはバイパスされる．つまり，NetEncoderを2回適用しても効果はないということである．
  • NetEncoder[NetDecoder[…]]は既存のデコーダのパラメータに基づいてエンコーダを作る．

例題

すべて開くすべて閉じる

例  (1)

クラスエンコーダを作る：

これを入力に適用する：

エンコーダは入力バッチにマップされる：

スコープ  (1)

エンコーダはネットの入力ポートに加えることができる．まず，エンコーダを作る：

ElementwiseLayerの入力にエンコーダを加える：

層を画像に直接適用する：

特性と関係  (3)

エンコーダを付加することで，全パラメータと入力を確実に推測できるようになる：

エンコーダを使わずに特定のサイズの配列を指定することもできる：

NetTrainは，ネットが完全に指定されていない場合に自動的にエンコーダを付加しようとする．クラスエンコーダの自動付加：

画像エンコーダの自動付加：

NetEncoderを2回目に適用することはノーオペレーション命令である：

Wolfram Research (2016), NetEncoder, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/NetEncoder.html （2022年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2016), NetEncoder, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/NetEncoder.html （2022年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2016. "NetEncoder." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/NetEncoder.html.

APA

Wolfram Language. (2016). NetEncoder. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/NetEncoder.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_netencoder, author="Wolfram Research", title="{NetEncoder}", year="2022", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/NetEncoder.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_netencoder, organization={Wolfram Research}, title={NetEncoder}, year={2022}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/NetEncoder.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}