Normalized
行列の列または行が正規化されているかどうかの,検定を行うかどうかのオプションである.
詳細
- OrthogonalMatrixQやUnitaryMatrixQのような関数は,行列の列または列に正規化されたベクトルがあるかどうかの検定を行う.
- 行列が正方行列である,あるいは行列の行数が列数より多いとき,NormalizedTrueは列を正規化すべきであることを示す.
- 行列の列数が行数より多いとき,NormalizedTrueは行を正規化すべきであることを示す.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (1)
設定のデフォルト値のTrueを使うと列についての検定が行われる:
スコープ (3)
UnitaryMatrixQは,NormalizedがFalseに設定されているときにmに適用されるとTrueを与える:
UnitaryMatrixQはデフォルト設定のときはFalseを与える:
mを成分のノルムで割るとUnitaryMatrixQが常にTrueを与える行列になる:
次の行列はNormalizedFalseの設定のときはOrthogonalMatrixQを満足する:
デフォルト設定のNormalizedを使うとFalseが与えられる:
NormalizedFalseを使って記号行列を正規化しなければならなくなることを避ける:
アプリケーション (1)
JordanDecompositionの相似行列 をユニタリ行列にできるかどうかを調べる:
テキスト
Wolfram Research (2014), Normalized, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Normalized.html.
CMS
Wolfram Language. 2014. "Normalized." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Normalized.html.
APA
Wolfram Language. (2014). Normalized. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Normalized.html