PeakDetect

PeakDetect[list]

1が list 中の峰の位置に相当する二値リストを返す.

PeakDetect[list,σ]

スケール σ までのガウス(Gauss)ぼかしの後にも残る峰を検出する.

PeakDetect[list,σ,s]

最低鋭度が s の峰を検出する.

PeakDetect[list,σ,s,t]

値が t より大きい峰だけを検出する.

PeakDetect[list,σ,{s,σs},{t,σt}]

鋭度と値の閾値に異なるスケールを用いる.

詳細とオプション

  • PeakDetectは,与えられた制約条件を用いて極大値を求める.
  • PeakDetect[list]は,峰集合を返すための制約条件を自動的に選ぶ.
  • 入力 list は以下のいずれかの形でよい.
  • {y1,y2,}値のリスト
    TimeSeries[]等間隔時系列オブジェクト
    EventSeries[]等間隔事象系列オブジェクト
  • PeakDetect[list,0,0,-]はすべての峰を返す.
  • PeakDetect[list,σ,s,t]PeakDetect[list,σ,{s,σ},{t,0}]に等しい.
  • PeakDetectPaddingオプションを取る.デフォルトで,Padding->"Reflected"が使われる.

例題

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  (1)

リスト中の主な峰を求める:

検出された峰を可視化する:

スコープ  (12)

データ  (4)

1Dリストの峰:

TimeSeriesオブジェクトの峰:

EventSeriesオブジェクトの峰:

峰を求める:

Quantityオブジェクトのリストの峰:

30メートルより大きい値についての閾値:

パラメータ  (8)

デフォルトで,自動スケールが使われる:

スケール におけるすべての峰を求める:

異なるスケールで峰を計算する:

スケール での峰を求めるときは,スケール までのぼやけを維持する峰が返される:

スケール における信号とそのぼやけたバージョン:

デフォルトで,峰は に等しいその鋭さに基づいてはフィルターされない:

最低の鋭さの値 を指定する:

鋭さは,負の第2導関数で定義され,指定された より大きくなければならない:

最低の高さの値 を指定する:

スケール を使い,データを平滑化した後で,閾値を適用する:

オプション  (1)

Padding  (1)

デフォルトで,Padding->"Reflected"が使われる:

別の充填を指定する:

アプリケーション  (3)

最近の黒点活動の峰を求める:

離散時間フーリエ(Fourier)変換の峰:

シカゴの毎日の気温2ヶ月間の平均:

気温の峰を求める:

MetaInformationで峰を保存して,新たな時系列を作る:

暖かい日に印を付け,平均気温をプロットする:

考えられる問題  (1)

ガウスぼかしで1つになる対称な2つの峰が,峰として残るかもしれない:

Wolfram Research (2014), PeakDetect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PeakDetect.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), PeakDetect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PeakDetect.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "PeakDetect." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/PeakDetect.html.

APA

Wolfram Language. (2014). PeakDetect. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PeakDetect.html

BibTeX

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BibLaTeX

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