PolyLog

PolyLog[n,z]

多重対数関数 TemplateBox[{n, z}, PolyLog]を与える.

PolyLog[n,p,z]

ニールセン(Nielsen)の一般化された多重対数関数 TemplateBox[{n, p, z}, PolyLog3]を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • TemplateBox[{n, z}, PolyLog]=sum_(k=1)^(infty)z^k/k^n
  • TemplateBox[{n, p, z}, PolyLog3]=(-1)^(n+p-1)/((n-1)!p!)int_0^1log^(n-1)(t)log^p(1-zt)/t dt
  • TemplateBox[{{n, -, 1}, 1, z}, PolyLog3]=TemplateBox[{n, z}, PolyLog]
  • PolyLog[n,z]は,1からまでの複素 平面上1つの分枝切断線を持つ.
  • 特別な引数の場合,PolyLogは,自動的に厳密値を計算する.
  • PolyLogは任意の数値精度で評価できる.
  • PolyLogは自動的にリストに縫い込まれる.
  • PolyLogIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

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  (6)

数値的に評価する:

実数の部分集合上でプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点における級数展開:

Infinityにおける級数展開:

特異点における級数展開:

スコープ  (33)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素数入力:

高精度で効率よく評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算する:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のPolyLog関数を計算することもできる:

特定の値  (5)

簡単な厳密値は自動的に生成される:

記号的な z についてのPolyLog

記号的な n についてのPolyLog

ゼロにおける値:

PolyLog[1,z ]=1となるような z の値を求める:

可視化  (3)

PolyLog関数をパラメータ n の関数としてプロットする:

PolyLog関数をさまざまな次数でプロットする:

PolyLog関数の実部をプロットする:

PolyLog関数の虚部をプロットする:

関数の特性  (11)

PolyLogの実領域:

複素領域:

TemplateBox[{2, x}, PolyLog]の値域:

PolyLogは要素単位でリストに縫い込まれる:

PolyLogは解析関数ではない:

PolyLogは有理型ではない:

TemplateBox[{n, x}, PolyLog]は実数領域で のとき非減少である:

の他の値については単調であることもないこともある:

TemplateBox[{n, x}, PolyLog]のとき単射である:

TemplateBox[{n, x}, PolyLog]のとき全射ではない:

PolyLogは非負でも非正でもない:

PolyLogx1のとき特異点と不連続点の両方を持つ:

TemplateBox[{2, x}, PolyLog]は実数領域で凸である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (2)

z についての一次導関数:

z についての高次導関数:

n=1/2のとき,z についての高次導関数をプロットする:

級数展開  (2)

Seriesを使ってテイラー(Taylor)展開を求める:

の周りの最初の3つの近似をプロットする:

生成点におけるテイラー展開:

関数の恒等式と簡約  (4)

PolyLogは恒等式を介して定義される:

漸化恒等式:

TemplateBox[{n, z}, PolyLog]は,正の整数 について超幾何関数によって表すことができる:

TemplateBox[{n, z}, PolyLog]は,負の整数 について の有理関数である:

一般化と拡張  (7)

一般的な多重対数関数  (5)

無限大の引数は記号的な結果を与える:

PolyLogはベキ級数に適用することができる:

導関数を厳密に評価する:

分枝切断線における級数展開:

無限大における級数展開:

任意の記号的な方向についての結果を得る:

ニールセンの一般化された多重対数関数  (2)

特殊な場合:

級数展開:

アプリケーション  (5)

複素平面上の二重対数関数の絶対値をプロットする:

BoseEinstein分布上の積分を計算する:

FermiDirac分布上の積分を計算する:

0, 1, , を前提として)の頂点を持つ双曲線仮想四面体の体積:

体積を頂点 の関数としてプロットする:

の関数としての三変数多項式 のMahler measure:

Mahler measureをプロットする:

オイラー数を生成する[MathWorld]:

特性と関係  (6)

FullSimplifyを用いて多重対数を簡約する:

FunctionExpandを用いて多重対数を展開する:

超越方程式の根を数値的に求める:

積分:

積分,総和から生成する:

PolyLogはさまざまな数学関数の特殊なケースに見られる:

おもしろい例題  (1)

二重対数 TemplateBox[{2, z}, PolyLog]のリーマン(Riemann)面をプロットする:

Wolfram Research (1988), PolyLog, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PolyLog.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), PolyLog, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PolyLog.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "PolyLog." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/PolyLog.html.

APA

Wolfram Language. (1988). PolyLog. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PolyLog.html

BibTeX

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BibLaTeX

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