PrivateCellOptions
セルのオプションで,さまざまな低レベルのセル設定を指定する.
詳細
- 典型的な用法はPrivateCellOptions->{opt1->val1,opt2->val2,…}である.
- 指定可能なオプション
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"CellGroupBaseStyle" {} 指定されたセルグループの全セルに与えるスタイル "ContentsOpacity" 1. セルのコンテンツ全体を描画する不透明度のレベル "EvaluationUnmatchedStyle" "EvaluationUnmatched" 任意の出力セルに対応する入力セルが,その出力セルを生成した入力セルとは異なる場合に,この出力セルに適用されるスタイル "InitializationCellStyle" "InitializationCell" InitializationCell->Trueを設定して任意のセルに適用するスタイル "PagewiseNotebookBaseStyle" {} ノートブックをページ全体として見る場合に,指定されたページのすべてのセルに適用されるスタイル - セルグループの冒頭セルには,そのグループの全セルに適用されるオプションを調べる"CellGroupBaseStyle"設定がある.
- "CellContentsOpacity"を使うと,CellFrameやBackground等のセルの背景要素の外観には変更を加えずにセルのコンテンツを半透明で描画することができる.
- 入力を評価すると,Wolframシステムフロントエンドは入力セルの状態のハッシュ値を内部的に記録し,その値を評価によって生成された出力セルと関連付ける.入力セルが変更され,そのハッシュ値が与えられた出力セルを生成した入力のハッシュ値とは別のものになった場合には,出力セルに"EvaluationUnmatchedStyle"設定が適用され,出力セルが入力セルと同期していないことが示される.
- "EvaluationUnmatchedStyle"が見ているハッシュ値は,Wolframシステムの複数回の取消しシステムの一部として保存される.「取消し」コマンドを呼び出して削除された出力セルを回復すると,その出力セルを生成した入力セルのハッシュ値が同様に保存される.このため,「取消し」コマンドを呼び出した場合に,ノートブックの入出力セルに矛盾がないかどうかを容易に観察することができる.
- 入力セルのハッシュ値は,意味を持たない余白やコンマには敏感ではない.
- "InitializationCellStyle"は,セルの基本スタイルの適用後にすべての初期化セルに適用するスタイルを定義する.
- "PagewiseNotebookBaseStyle"は,一般に,スライドショーに使用されるスライド分割セルに適用される.このスタイルに設定されている設定は,現行ページがScrollingOptions->{"PagewiseDisplay"->True}設定で閲覧されている場合はノートブック全体に適用される.
例題
Wolfram Research (2014), PrivateCellOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateCellOptions.html.
テキスト
Wolfram Research (2014), PrivateCellOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateCellOptions.html.
CMS
Wolfram Language. 2014. "PrivateCellOptions." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateCellOptions.html.
APA
Wolfram Language. (2014). PrivateCellOptions. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PrivateCellOptions.html