RandomVariate

RandomVariate[dist]

記号分布 dist から変量を擬似乱数で与える.

RandomVariate[dist,n]

記号分布 dist から n 個の擬似乱数変量のリストを与える.

RandomVariate[dist,{n1,n2,}]

記号分布 dist から変量の n1× n2× 配列を擬似乱数で与える.

詳細とオプション

  • RandomVariateは,記号分布として指定された連続分布,離散分布,混合分布の確率変量を生成することができる.
  • RandomVariateは,Wolfram言語を実行するたびに擬似乱数の異なる数列を与える.SeedRandomを使って特定のシードから始めることができる.
  • WorkingPrecision->p と設定すると,精度 p の乱数が生成される.

例題

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  (5)

連続確率分布のシミュレーションを行う:

離散確率分布のシミュレーションを行う:

多変量連続分布のシミュレーションを行う:

多変量離散分布のシミュレーションを行う:

混合分布から乱数を生成する:

スコープ  (22)

基本的な用法  (5)

RandomVariateを使って種々のサイズと次元の配列を生成する:

ベクトル:

行列:

階数3のテンソル:

高精度の確率変量を生成する:

SeedRandomを使って反復可能な乱数値を得る:

一変量連続分布の確率変量を生成する:

一変量離散分布:

多変量連続分布:

多変量離散分布:

数量分布についての確率変量を生成する:

変量の配列を生成する:

ランダムベクトルを生成する:

パラメトリック分布  (4)

一変量連続分布の確率変量を生成する:

一変量離散分布の確率変量を生成する:

多変量連続分布の確率変量を生成する:

多変量離散分布の確率変量を生成する:

ノンパラメトリック分布  (4)

一変量EmpiricalDistributionの確率変量を生成する:

多変量経験分布を使う:

一変量HistogramDistributionを使う:

多変量ヒストグラム分布:

一変量KernelMixtureDistributionを使う:

打切りデータをSurvivalDistributionで使う:

派生分布  (9)

TransformedDistributionの確率変量を生成する:

同じ確率変量を生成する同等の方法:

ProductDistributionの確率変量を生成する:

同じ確率変量を生成する同等の方法:

正規分布の成分混合を使う:

指数分布の母数混合:

サンプルの分散を分布の分散と比較する:

切断正規分布:

打切り指数分布:

サンプルの尖度を分布の尖度と比較する:

周辺分布:

サンプルと周辺分布を使って確率を計算する:

コピュラ分布:

サンプルのモーメントの値をコピュラ分布のモーメントの値と比較する:

定式化されている分布:

オプション  (1)

WorkingPrecision  (1)

デフォルトで,連続分布には機械精度(MachinePrecision)の乱数が生成される:

WorkingPrecisionオプションを使って任意精度の数を生成する:

アプリケーション  (30)

ランダムなデータの画像  (6)

連続分布に従うランダムなデータを生成し,そのヒストグラムを確率密度関数と比較する:

離散分布に従うランダムなデータを生成し,そのヒストグラムを確率密度関数と比較する:

二変量分布に従うランダムなデータを生成し,そのヒストグラムを確率密度関数と比較する:

多変量連続分布に従うランダムなデータのプロットを比較する:

標準正規分布に従う成分を持つベクトルについて考える:

角度は一様分布に従う:

ノルムはレイリー(Rayleigh)分布に従う:

標準正規分布に従う成分を持つ三次元ベクトルについて考える:

球面座標における 角は一様分布に従う:

ノルムは 分布に従う:

分布特性  (5)

確率変量を使って二項分布のポアソン(Poisson)近似を証明する:

切断三角分布を定義する:

この分布から乱数を生成する:

平均,分散,尖度:

モーメント:

確率と期待値:

確率変数の関数の分布のシミュレーションを行う:

サンプルの平均と分散を分布のそれと比較する:

正規分布からランダムなデータを生成する:

このデータを使ってノンパラメトリック分布を定義する:

これらの分布の平均と分散を比較する:

ランダム過程の未知のスライス分布を推定する:

スライス分布は未知である:

経路のランダムなサンプルを生成する:

その確率密度関数を可視化する:

これが標準正規分布にフィットするかどうかの検定を行う:

ランダムな実験  (4)

公正な六面のサイコロを10回投げるシミュレーションを行う:

公正な六面のサイコロのペアを7回投げるシミュレーションを行う:

コイントスの実験では表が出るまで公正なコインを投げ続ける.この過程のシミュレーションを行う:

1秒間に平均3.2個の 粒子を放出する放射性物質がある.その分布を示す.10分間の典型的な放出粒子数のシミュレーションを行う:

-11で対称ランダムウォークのシミュレーションを行う:

推定と仮説検定  (3)

正規分布に従うランダムなデータを生成する:

このランダムなデータを使って分布母数を推定する:

成分混合分布の高精度ランダムデータを生成する:

成分分布が既知であると仮定して混合確率を推定する:

二変量正規分布に従うサンプルの場合, 統計はシフトされたFisherZDistributionに従う:

二変量正規分布に従う サイズのサンプルの 統計分布を生成する:

統計分布とシフトされたFisherZDistributionを視覚的に比較する:

DistributionFitTestで結果を確かめる:

品質  (3)

10個組の製品の中に5個の欠陥品が混ざっており,6個が検査のために抜き出されるとする.見付かる欠陥品の数のシミュレーションを行う:

製造される10個の電球のうちの1つが欠陥品だとする.100個の電球の製造についてのシミュレーションを行う:

欠陥のない電球の割合を百分率で求める:

100個製造したうちで欠陥のない製品数の平均を求める:

無作為に抽出した電球に欠陥がない確率を求める:

出荷する製品に対し,60個一組として検査が行われる.どの組も,10個目の欠陥品が見付かった段階で出荷停止となる.製品の20パーセントが欠陥品だった場合,各組が出荷停止になる確率を求める:

分布を切断して同じ結果を計算することもできる:

出荷停止になった組中の欠陥のない製品の数のシミュレーションを行う:

各組の割合を図示する:

出荷停止になった組の中の,欠陥品とそうではないものの割合の平均を求める:

トラフィック  (3)

顧客カウンターを訪れる顧客数は平均0.6人でPoissonDistributionに従い,顧客カウンターが開く前に列に並んでいる顧客数は平均5人でPoissonDistributionに従う.列に並んでいる人がいなくなるまでに応対を受ける顧客数はPoissonConsulDistributionに従う:

確率質量関数をプロットする:

30の繁忙期に応対を受ける顧客数のシミュレーションを行う:

都市部での交通事故の平均数は1日につき100件である.1日あたりの事故数のシミュレーションを行う:

5秒間にバケツに落ちる雨滴数の期待値は20粒である.5秒ごとの雨滴数のシミュレーションを行う:

金融  (1)

株式市場の日ごとの対数収益率は安定分布に従うと仮定して,5年間の株価のシミュレーションを行い,可視化する:

その他の応用分野  (5)

RandomVariateは,必要であれば,複素数を生成することができる:

モンテカルロスキームを使って積分を数値的に評価する:

一様分布に従うランダムなノードによって定義された補間関数で近似する:

ノード間を補間する:

補間関数を使って積分の値を求める:

もとの関数を使って得られた値と比較する:

ガウスの対称行列のサンプルを取る:

WignerSemicircleDistributionを固有値にフィットする:

固有値のヒストグラムを確率密度関数と比較する:

米国における女性の身長は,平均64インチ,標準偏差2インチで正規分布に従い,男性の身長は平均70インチ,標準偏差2インチで正規分布に従う.男性と女性の人口比が1対1であるなら,人口全体の身長は二峰分布に従う:

人口100人の町の典型的な身長分布のシミュレーションを行う:

ある人が少なくとも73インチである確率を求める:

あるバスケットボールの選手が4回目が入るまでフリースローを行う.この選手がスコアを入れる確率は,いずれのシュートでも0.7である.この過程のシミュレーションを行う:

この選手がシュートすると期待されるショット数を求める:

特性と関係  (17)

RandomIntegerは一様離散確率変量を生成する:

RandomRealは一様連続変量を生成する:

RandomChoiceはリストからの置換を使ってランダムな選択を行う:

RandomSampleはリストからの置換を使わずにランダムな選択を行う:

RandomPrimeは素数をランダムに生成する:

RandomImageはランダムな画像を生成する:

RandomGraphはランダムグラフを生成する:

RandomFunctionはランダム過程のための経路を生成する:

RandomVariateを使って過程の時間スライスのためのサンプルを生成する:

LocationTestを使って平均あるいは中央値が0かどうか調べる:

LocationEquivalenceTestを使っていくつかのデータ集合の平均あるいは中央値を比べる:

VarianceTestを使って2つのデータ集合の分散が等しいかどうかを調べる:

VarianceEquivalenceTestを使っていくつかのデータ集合の分散が等しいかどうかを調べる:

DistributionFitTestを使ってランダムなデータと分布の適合度を調べる:

EstimatedDistributionを使ってランダムなデータの分布母数を推定する:

ランダムなデータのノンパラメトリック分布を推定する:

統計的な可視化関数を使ってランダムなデータと分布を比較する:

統計チャートを使って複数の分布を比較する:

ランダムデータからヒストグラムをプロットする:

データから平滑化カーネル密度推定をプロットする:

考えられる問題  (3)

確率変量の生成速度は分布に依存する場合がある:

離散分布の場合はWorkingPrecisionオプションが無視される:

RandomVariateの結果には無限量が含まれることがある:

異なるレベルの精度を使って,この問題を回避する:

Wolfram Research (2010), RandomVariate, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomVariate.html.

テキスト

Wolfram Research (2010), RandomVariate, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomVariate.html.

CMS

Wolfram Language. 2010. "RandomVariate." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomVariate.html.

APA

Wolfram Language. (2010). RandomVariate. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RandomVariate.html

BibTeX

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BibLaTeX

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