RelationalDatabase[]

リレーショナルデータベースのスキーマ情報を表す.

RelationalDatabase[db]

db で参照されるデータベースの完全なスキーマを与える.

RelationalDatabase[{table1 table2,},db]

tableiに関連するスキーマ情報を与える.

詳細とオプション

  • RelationalDatabase[db]あるいはRelationalDatabase[tables,db]では,DatabaseReference[]URL[],あるいはFile[]を使ってデータベースが指定できる.
  • RelationalDatabase[]["prop"]を使ってデータベースレベルの特性にアクセスできる.これには以下が含まれる.
  • "Tables"表の名前のリスト
    "Connection"DatabaseReferenceオブジェクト
  • RelationalDatabase[]["table",prop]使って表レベルの特性にアクセスできる.これには以下が含まれる.
  • "Columns"列の名前のリスト
    "PrimaryKey"連想としての主キー制約
    "ForeignKeys"他の表への外部キーのリスト
    "UniquenessConstraints"列内の値に対する一意性制約のリスト
    "Indexes"指標付き列のリスト
    All表レベルの全特性の連想
  • RelationalDatabase[]["table","PrimaryKey",prop]を使って主キーにアクセスすることができる.
  • "Columns"主キーを構成する列
    "ConstraintName"主キーに関連付けられた制約の名前
  • RelationalDatabase[]["table","ForeignKeys"]は,次の要素の連想のリストを返す.
  • "ToTable"外部キーの宛先表
    "FromColumns"宛先表の列にマップするソース表の列
    "ToColumns"ソース表の"FromColumns"にマッチする宛先表の列
  • RelationalDatabase[]["table","Indexes"]は次の要素を含む連想のリストを与える.
  • "Columns"互いに一意であるとみなされる列
    "IndexName"指標名
  • RelationalDatabase[]["table","UniquenessConstraints"]は次の要素を持つ連想のリストを与える.
  • "Columns"組み合された値が一意であるとみなされる列
    "ConstraintName"一意性制約の名前
  • RelationalDatabase[]["table","column",prop]を使って列レベルの特性にアクセスできる.これには以下が含まれる.
  • "NativeTypeString"列に保存されたデータのネイティブ型
    "Nullable"列にMissing値があってもよいかどうか
    All列レベルの全特性の連想
  • RelationalDatabaseには次のオプションがある.
  • IncludeRelatedTables False外部キーによって参照された表を含むかどうか

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

RelationalDatabaseオブジェクトを構築する:

データベースに何の表があるかを求める:

表の部分集合でRelationalDatabaseを構築する:

スコープ  (6)

RelationalDatabaseオブジェクトを構築する:

スキーマ情報を抽出する:

表についての情報を抽出する:

列についての情報を抽出する:

各レベルで使用可能な特性:

データベースの調査に使う接続を示す:

DatabaseReferenceを使ってデータベースを参照する:

データベースのURLを使ってデータベースを参照する:

データベースがファイルベースの場合はFile式として参照できる:

特定の表だけを調査する:

結果のオブジェクトには3つの表しかない:

RelationalDatabaseオブジェクトを構築する:

指定された表の外部キーについての情報を得る:

列型のデータベース記述子を取得する:

表レベルのすべての特性を連想として抽出する:

列レベルのすべての特性を連想として抽出する:

オプション  (1)

IncludeRelatedTables  (1)

表の部分集合だけを調査する場合は,制約条件に他の表についての参照があるかもしれない:

IncludeRelatedTablesTrueに設定してこれらをオブジェクトに含める:

結果のオブジェクトには要求した以上の表が含まれる:

アプリケーション  (1)

RelationalDatabaseオブジェクトを構築する:

そこからEntityStoreを構築する:

EntityStoreを登録する:

クエリを行う:

特性と関係  (1)

データベースの外部キーの構造を可視化する:

考えられる問題  (2)

手動でRelationalDatabaseを編集するとデータベースの状態を反映しないオブジェクトができるかもしれない.このため,手動の編集は現在のところ許可されていない:

表の部分集合だけを調査する場合は,制約条件に他の表についての参照があるかもしれない:

IncludeRelatedTablesTrueに設定してこれらをオブジェクトに含める:

結果のオブジェクトには要求した以上の表が含まれる:

Wolfram Research (2019), RelationalDatabase, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RelationalDatabase.html.

テキスト

Wolfram Research (2019), RelationalDatabase, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RelationalDatabase.html.

CMS

Wolfram Language. 2019. "RelationalDatabase." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/RelationalDatabase.html.

APA

Wolfram Language. (2019). RelationalDatabase. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RelationalDatabase.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_relationaldatabase, author="Wolfram Research", title="{RelationalDatabase}", year="2019", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/RelationalDatabase.html}", note=[Accessed: 25-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_relationaldatabase, organization={Wolfram Research}, title={RelationalDatabase}, year={2019}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/RelationalDatabase.html}, note=[Accessed: 25-November-2024 ]}