Select

Select[list,crit]

crit[ei]Trueとなる list のすべての要素 eiを取り出す.

Select[list,crit,n]

crit[ei]Trueとなる最初から n 個の要素を取り出す.

Select[crit]

式に適用可能なSelectの演算子形を表す.

詳細

  • オブジェクトlist は任意の頭部を持つことができ,これがListである必要はない.
  • Associationに使われた場合,Selectは値に従って要素を取り出す.
  • SelectSparseArrayオブジェクトに使うことができる. »
  • Select[crit][list]Select[list,crit]に等しい.
  • Parallelize[Select[list,crit]]Select[list,crit]をすべてのサブカーネルで並列に計算する. »

例題

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  (5)

偶数要素を選択する:

純関数を使って各要素を検証する:

選択された最初の式だけを返す:

Selectの演算子形を使う:

SelectAssociation中の値に作用する:

スコープ  (5)

Selectは基準を当てはめると明示的にTrueを返す要素を抽出する:

記号的オブジェクトxに基準を適用しても,明示的にはTrueは返されない:

x を含むペアを求める:

x を含むペアを2つまで求める:

要求したよりも少ない要素が返されることもある:

演算子形を選択基準として使う:

Selectの演算子形を使う:

一般化と拡張  (2)

SelectListだけでなくどんな頭部とでも使うことができる:

SelectSparseArrayオブジェクトに使うことができる:

結果が疎ではない場合はリストで返されることもある:

アプリケーション  (7)

100までの数で3を法としても5を法としても1と等価である数を選ぶ:

反対から読んでも同じになる4タプルを選ぶ:

行列式1を持つ0と1からなる最初の4つの3×3行列を求める:

単位円内にある固有値を選ぶ:

Wolfram言語の組込みオブジェクトで名前が3文字未満のものを求める:

積から数量を選ぶ:

円板内の点の割合を求めることで の近似を求める:

特性と関係  (3)

Selectは,パターンではなく関数を用いる点を除いてCasesに似ている:

要素の総和が10より小さいリストを選ぶ:

Casesを使って同じ結果を得る:

偶数を選ぶ:

奇数と偶数を分ける:

基準関数の結果を明示的にキーとして含む連想を構築する:

Selectを並列に計算する:

Wolfram Research (1988), Select, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Select.html (2014年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Select, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Select.html (2014年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Select." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/Select.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Select. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Select.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_select, author="Wolfram Research", title="{Select}", year="2014", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Select.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

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