SlideView

SlideView[{expr₁,expr₂,…}]

expr_i が連続するスライドで表示されるように設定するオブジェクトを表す．

SlideView[{expr₁,expr₂,…},i]

i番目のスライドが表示されるようにする．

詳細とオプション

SlideViewは，デフォルトによりスライドを見る一連の標準的な制御も表示する．
SlideView[list,Dynamic[i]]は，表示されたスライドが動的にアップデートされた i の現行値で指定されていると解釈する．i の値は別のスライドが表示されるとリセットされる．
次のオプションを使うことができる．

Alignment	Automatic	表示エリア内のオブジェクトの整列方法
AppearanceElements	Automatic	含める制御要素
Background	Automatic	使用する背景色
BaselinePosition	Automatic	周囲のテキストのベースラインとどのように揃えるか
BaseStyle	{}	SlideViewのベーススタイル指定
ControlPlacement	Top	スライドを見るための制御をどこに置くか
Deployed	False	内容を編集不可とするかどうか
Enabled	Automatic	制御を使用可能にするかどうか
FrameMargins	Automatic	フレーム全体の内側の余白
ImageMargins	Automatic	表示エリア周囲の余白
ImageSize	All	表示エリアの全体的な画像サイズ

デフォルトのオプション設定ImageSize->Allでは，SlideViewは，全体的なサイズが変化しないように，常に最大の expr_i分のスペースを表示する． »
ImageSize->Automaticとすると，SlideViewは現在表示されている expr_i分のスペースしか取らない．
デフォルトで，"FirstSlide"，"PreviousSlide"，"NextSlide"，"LastSlide"の要素が含まれる．これ以外で含めることが可能な要素には，"SlideNumber"，"SlideTotal"，"SliderControl"，"PlayPauseButton"，"FasterSlowerButtons"，"DirectionButton"がある．これらの要素は任意の順序でAppearanceElementsの設定として与えられたリストによって指定できる．
BaseStyleの設定値は，現行スタイルシートの"SlideView"スタイルで一般に返されるデフォルトスタイルに付加される．

例題

すべて開くすべて閉じる

例 (1)

，，，のスライドを作る：

グラフィックスのスライドを作る：

スコープ (7)

SlideViewのコンテンツ (4)

グラフィックスをSlideViewのコンテンツとして使う：

SlideViewはManipulateを含む任意の式を含むことができる：

SlideViewはネストさせることができる：

デフォルトで，SlideViewはサイズ変更をしなくても表示できるように十分なスペースを取る：

ImageSize->Automaticとすると，SlideViewはそれぞれの枠のサイズ変更を行う：

SlideViewのコントロール (3)

3番目のスライドから表示する：

設定は位置に基づく：

SlideViewとスライダーを連結する：

オプション (11)

Alignment (1)

ビュー内の並べ方を選ぶ：

AppearanceElements (3)

すべての外観要素を使う：

いくつかの外観要素を使う：

4つの要素をランダムに選ぶ：

BaselinePosition (1)

周囲のテキストに揃える：

ControlPlacement (1)

コントロールの位置を変える：

Deployed (1)

Deployedを設定すると，SlideViewの表示の中のオブジェクトが選択不可になることがある：

Enabled (1)

デフォルトで，SlideViewは有効になっている：

Enabled->Falseと設定すると，SlideViewは無効となり現行状態が可視で残る：

FrameMargins (1)

ビュー内に余白を加える：

ImageMargins (1)

ビューの外側に余白を加える：

ImageSize (1)

SlideViewの全体的な大きさを制御する：

特性と関係 (2)

Paneを使ってSlideViewのコンテンツのページ幅を制御する：

動的変数は可視的なときにのみ更新される：

考えられる問題 (1)

デフォルトで，出力の表示前にコンテンツ全体が生成される：

DynamicとImageSize->Automaticを使って表示される場合にのみコンテンツを生成するようにする：

おもしろい例題 (2)

SlideViewオブジェクトを連続的にネストさせる：

ヨーロッパのすべての国の国旗のSlideViewを作成する：

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