StructuredArray

一般的なStructuredArrayオブジェクトは,バージョン12.1で,QuantityArraySymmetrizedArray等の個々のタイプに置き換えられた.

StructuredArray[st,{d1,d2,},data]

構造タイプ st で特定のコンテンツ data を持つ d1×d2× 配列を表す.

詳細

  • Wolfram言語の以前のバージョンで作成された構造配列オブジェクトは,評価時に適切なタイプ固有のオブジェクトに変換される.
  • Normal[sa]は,構造配列オブジェクトに対応する通常の配列を与える.
  • SparseArray[sa]は,構造配列オブジェクトに対応する疎な配列を与える.
  • 構造配列の要素は数値ではなくてもよい.
  • 構造配列の個々の要素はそれ自身がリストであってはならない.
  • リストおよび行列の操作は,対応する通常の配列でのように働くように通常設定されている.
  • 属性Listableがある関数は,構造配列オブジェクトで表される通常の配列の個々の要素に自動的に縫い込まれる.関数が構造タイプについてサポートされていない場合,結果は通常の配列または疎な配列として返される.
  • Partは,式それ自身の部分ではなく,構造配列オブジェクトで表された配列の指定された部分を抽出する.
  • 構造配列は,AtomQ等の関数には,またパターンマッチの目的では,未加工オブジェクトとして扱われる.
  • Dimensionsは構造配列の次元を与える.

例題

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  (3)

バージョン12.1以前のStructuredArrayオブジェクトは,新たな固有のタイプに変換される:

疎な配列と構造配列の両方を含むリストを作る:

リスト中の構造配列は正規化するが,疎な配列は正規化しない:

対称性に基づいて配列を表す:

これを通常の表現に変換する:

2つの表現に必要なメモリを比較する:

スコープ  (2)

デフォルトで,ArrayDepthはすべてのタイプの配列の深さを計算する:

QuantityArrayオブジェクトの深さは0であるとみなされるように,Listオブジェクトの深さだけを計算する:

リストと構造配列オブジェクトの両方の深さを計算する:

対称性に基づく配列を表す:

配列の各要素に2をかける:

2つの配列を足す:

3sから引き算を行い,疎な配列に変換する:

xについて配列を微分する.対称性は保持される:

特性と関係  (1)

MatrixFormTableFormを使ってStructuredArrayのすべての項目を表示する:

Wolfram Research (2012), StructuredArray, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/StructuredArray.html.

テキスト

Wolfram Research (2012), StructuredArray, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/StructuredArray.html.

CMS

Wolfram Language. 2012. "StructuredArray." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/StructuredArray.html.

APA

Wolfram Language. (2012). StructuredArray. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/StructuredArray.html

BibTeX

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BibLaTeX

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