SunPosition

SunPosition[]

現行の日付と場所について,太陽の位置を返す.

SunPosition[datespec]

指定された日付について,太陽の位置を返す.

SunPosition[locationspec]

指定された場所について,太陽の位置を返す.

SunPosition[locationspec,datespec]

指定された日付と場所について,太陽の位置を返す.

SunPosition[{{location1,date1},{location2,date2},}]

指定された場所すべてについて,指定された日付における太陽の位置を返す.

SunPosition[locationspec,datespec,func]

func を使い,広い場所について何を返すか決定する.

詳細とオプション

  • SunPositionは,地球上の任意の場所から任意の日付に観測された天球上の太陽の座標を返す.
  • デフォルトで,結果は{azimuth,altitude}の形式で示される.
  • 観測位置は,局所的な地平線を定義する太陽系の天体表面の任意の点でよい.
  • 位置は,地理的な座標を表すと仮定されるEntityオブジェクトとして,あるいは,度を単位とする緯度と経度のペアとして指定することができる.
  • SunPosition[]では,$GeoLocation$TimeZoneを使って,現在の位置と時刻帯を確定することができる.
  • datespec は,DateObject式,TimeObject式,日付文字列あるいは{y,m,d,h,m,s}の日付リストでよい.
  • datespec は,明示的なTimeZoneオプションの値があるDateObjectまたはTimeObjectの式である場合を除いて,$TimeZoneにあると仮定される.
  • locationspec および datespec は,単一の項目でも単一項目のリストでもよい.
  • datespec が日付のリストである場合には,その結果にTimeSeriesオブジェクトが含まれる.
  • datespec は,DateRange指定との互換性のために,{start,end,increment}と指定することができる.
  • SunPosition[,func]は,位置が指定されている場合に,出力の形式を指定するのに使われる.
  • func に可能な設定
  • Automatic広い場所について区間のみを返す
    Interval指定された場所すべてについて区間を返す
    Mean広い場所について平均値を返す
    Min広い場所について最小値を返す
    Max広い場所について最大値を返す
    StandardDeviation広い場所について標準偏差を返す
  • SunPosition[CelestialSystem->"Equatorial"]は,太陽の赤経と赤緯を返す.
  • SunPositionで使用できるオプション
  • AltitudeMethod "ApparentAltitude"高度を計算する際に大気屈折を考慮するかどうか
    CelestialSystem "Horizon"方位と高度を返すか,それとも赤経と赤緯を返すか
  • CelestialSystemに可能な設定
  • "Horizon"結果を方位と高度のペア(az/alt)として返す
    "Equatorial"結果を赤経と赤緯の値のペア (/) として返す
  • AltitudeMethodの可能な設定値
  • "ApparentAltitude"高度の計算に大気屈折を考慮する
    "TrueAltitude"高度の計算に際して大気屈折を仮定しない

例題

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  (5)

ユーザの現在位置における太陽の位置を計算する:

指定された日付における太陽の位置を計算する:

指定された位置における太陽の現在位置を計算する:

指定された緯度と経度および日付における太陽の位置を計算する:

指定された都市および日付における太陽の位置を計算する:

スコープ  (9)

日付  (3)

日付は,DateObjectとして指定することができる:

日付は,日付の文字列として指定することができる:

ある日付範囲について,太陽の位置を生成する:

場所  (6)

場所は,緯度と経度のペアで示すことができる:

都市は,単一の特定の場所として処理される:

広い場所についての結果は,デフォルトで区間である:

広い場所についての結果の形式は,無効にすることができる:

位置は地球外でもよい:

複数の場所について,太陽の位置を求める:

オプション  (2)

CelestialSystem  (1)

現在地の太陽の赤経と赤緯を求める:

AltitudeMethod  (1)

AltitudeMethodのデフォルト設定では大気屈折のシミュレーションが行われる:

太陽高度の計算時に大気屈折を考慮しない:

アプリケーション  (2)

正午における太陽の赤経と恒星時の差を求めて,時間の方程式をプロットする:

日の出から日の入りまで,太陽に向かって一定のスピードで歩いた場合の最終位置を求める:

10分の増分で方位を反復し,新たなコースと目的地を求める:

結果の経路を可視化する:

出発点から到達点までの距離を求める:

特性と関係  (11)

デフォルトで,位置は$GeoLocationで定義され,日付は現行の日付で指定される:

日付範囲が指定されているとき,結果はTimeSeriesの形になる:

結果は,それぞれの日付指定について複数の値を持つので,DateListPlotを使って結果をプロットすると,2つの曲線になる.1つは方位角,もう1つは高度である:

以下の場所と日付における太陽の位置を求める:

これはAstroPositionで計算することもできる:

太陽の見かけの円板の上端が地平線に触れるときとして定義される,次の日の出を計算する:

その時点における太陽の中心位置を求める:

角半径に対応する太陽の高度:

大気の屈折効果を排除すると,太陽の真の位置は日の出時に地平線のさらに下にあることが明らかになる:

太陽のアナレンマを生成する:

現在地において,夏至,冬至,春分,秋分の日の出から日没までの太陽の位置をプロットする:

日の出に照明を当てたイタリアの地図を生成する:

太陽と月の間の角距離を1ヶ月間に渡ってプロットする:

天球上の太陽と月の位置をプロットする:

さまざまな緯度と経度で太陽の位置がどのように変わるかを調べる:

考えられる問題  (2)

SunPosition[locationspec,Interval]を使うと,特定の場所についての結果は,強制的に区間になる:

SunPositionの結果を"Minute"以上の粒度でプロットしようとすると,アーチファクトが発生する可能性がある:

そのような問題の回避策として,次の日付の粒度を強制的に"Instant"にすることが考えられる:

おもしろい例題  (1)

場所と日付を選ぶ:

以下がその場所におけるその時間の構成時である:

太陽,月,惑星の赤経を取る:

上記のテキストラベルを作成する:

南極から観測された恒星についての,太陽,月,惑星の方向をプロットする:

Wolfram Research (2014), SunPosition, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SunPosition.html (2023年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), SunPosition, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SunPosition.html (2023年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "SunPosition." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2023. https://reference.wolfram.com/language/ref/SunPosition.html.

APA

Wolfram Language. (2014). SunPosition. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SunPosition.html

BibTeX

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BibLaTeX

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