URLSubmit

URLSubmit[url]

非同期実行されるべき指定されたURLを送信する．

URLSubmit[url,{"param1"val1,"param2"val2,…}]

指定されたURLに名前が paramiで値が valiの要素を加えて送信する．

URLSubmit[obj,…]

クラウドオブジェクト obj を送信する．

URLSubmit[HTTPRequest[…],…]

指定されたHTTPリクエストを送信する．

詳細とオプション

  • URLSubmit[url]の url は，文字列，URLオブジェクトあるいはクラウドオブジェクトでよい．
  • URLSubmit[assoc]はURLSubmit[HTTPRequest[assoc]]に等しい．
  • URLSubmitは非同期タスクの記号表現を返す．
  • 数や短い文字列のような valiの単純な形式については，URLSubmitはクエリ文字列のパラメータを指定する paramiでGETリクエストを実行する．その他の場合はPOSTリクエストを実行する．
  • valiは，文字列，数，あるいは次の特別形でよい．
  • None,Null,Missing""
    True"true"
    False"false"
    {e1,e2,…}e1, e2, …
    imageデフォルト形式の画像
    ExportForm[expr,form]指定の形式でエキスポートされた任意の式
    File["file"]ファイルのコンテンツ
  • URLSubmitには，URLReadと同じオプションに次を加えたものが使える． [全オプションのリスト]
  • HandlerFunctions<||>生成されたイベントの扱い方
    HandlerFunctionsKeysAutomaticハンドラ関数に渡すパラメータ
  • URLSubmitについてのオプションInteractiveのデフォルト設定はFalseである．
  • URLSubmitの非同期実行中に次のイベントを生成することができる．
  • "BodyReceived"受信に成功した応答ボディ
    "BodyChunkReceived"受信したボディの一部
    "ConnectionFailed"URL接続の失敗
    "CookiesReceived"受信に成功したクッキー
    "HeadersReceived"受信に成功したヘッダ
    "TaskFinished"終了したタスク
    "TaskStatusChanged"変更されたタスクのステータス
  • HandlerFunctions-><|…,"eventi"->fi,…|>の指定のとき，fi[assoc]は eventiが生成されるたびに評価される．assoc の要素はHandlerFunctionsKeysの設定で指定されたキーを持つ．
  • 次は，HandlerFunctionsKeysによって指定される可能なキーである．
  • "Body"文字列としての応答のボディ
    "BodyByteArray"バイト配列としての応答の生のボディ
    "BodyBytes"バイト値のリストとしての応答の生のボディ
    "BodyChunk"ボディの一部，文字列として
    "BodyChunkByteArray"ボディの一部，バイト配列として
    "BodyChunkBytes"ボディの一部，バイト値のリストとして
    "Headers"応答で受信されたヘッダのリスト
    "Cookies"応答で受信されたクッキーのリスト
    "ContentType"コンテンツタイプヘッダ
    "StatusCode"サーバに返された状態コード
    "StatusCodeDescription"状態コードのテキストによる説明
    "ByteCountDownloaded"その時点までにダウンロードしたバイト数
    "ByteCountTotal"ダウンロードした総バイト数
    "FractionComplete"その時点までにダウンロードした割合
    "Task"URLSubmitが生成したタスクオブジェクト
    "TaskStatus""Running"，"Suspended"，"Finished"
    "EventName"処理されているイベント名
  • まだ受信されていない値はMissing["NotAvailable"]として与えられる．
  • 読み込んでいるURLに使用可能な適切なヘッダがない場合は，"ByteCountTotal"および"FractionComplete" はMissing["NotAvailable"]として与えられる．

    • 全オプションのリスト

例題

すべて開くすべて閉じる

例  (5)

タスク完了時に通知されるようにリクエストを送る：

リクエストをパラメータとともに送る：

状態コードとコンテンツタイプを取得する：

成分からURLを構築する：

HTTPRequestを使うとより複雑なリクエストをすることができる：

スコープ  (5)

応答ボディを文字列として受け取る：

応答ボディをバイトリストとして受け取る：

応答ボディをByteArrayとして受け取る：

応答の一部と文字列として受け取る：

応答の一部をバイトのリストとして受け取る：

応答の一部をバイト配列として受け取る：

タスク完了時に通知を受け取る：

タスクの状態が変わった場合に，クッキー，ヘッダ，タスクの状態を受け取る：

ヘッダ受信時に状態コードと説明を取得する：

ヘッダ受信時に状態コードと説明を取得する：

存在しないリソースの状態コードを取得する：

オプション  (1)

CookieFunction  (1)

特性と関係  (2)

URLとCloudObjectは完全にサポートされている：

URLReadを使って同期リクエストを行う：

URLSubmitを使って変数を非同期で割り当てる：

Wolfram Research (2016), URLSubmit, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/URLSubmit.html （2017年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2016), URLSubmit, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/URLSubmit.html （2017年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2016. "URLSubmit." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/URLSubmit.html.

APA

Wolfram Language. (2016). URLSubmit. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/URLSubmit.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_urlsubmit, author="Wolfram Research", title="{URLSubmit}", year="2017", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/URLSubmit.html}", note=[Accessed: 25-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_urlsubmit, organization={Wolfram Research}, title={URLSubmit}, year={2017}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/URLSubmit.html}, note=[Accessed: 25-November-2024 ]}