"UnsignedMachineInteger" (コンパイルタイプ)

"UnsignedMachineInteger"

機械サイズの符号なし整数原子型指定子を表す.

詳細

  • "UnsignedMachineInteger"Typedおよび型を指定する関連した構造で使うことができる.
  • 64ビットプラットフォームでは"UnsignedMachineInteger""UnsignedInteger64"である.
  • 32ビットプラットフォームでは"UnsignedMachineInteger""UnsignedInteger32"である.

特性

  • "UnsignedMachineInteger"が持つ値は,64ビットアーキテクチャでは0から264-1の範囲である.
  • "UnsignedMachineInteger"が持つ値は,32ビットアーキテクチャでは0から232-1の範囲である.

変換

    式から

  • 適切な大きさのInteger式は,"UnsignedMachineInteger"型のコンパイルコード要素に変換することができる.
  • 式へ

  • "UnsignedMachineInteger"コンパイル要素はInteger式に変換することができる.
  • 算術演算

  • "UnsignedMachineInteger"コンパイル要素は,二項算術演算で結合されると,自動的に実数要素あるいは複素数要素に昇格する.
  • "UnsignedMachineInteger"より小さい型のコンパイル要素は,二項算術演算で結合されると,自動的に"UnsignedMachineInteger"に昇格する.

ランタイムエラー

    オーバーフロー

  • "UnsignedMachineInteger"はオーバーフローする操作で使われると,ランタイムエラーを与えることがある.

例題

  (4)

"UnsignedMachineInteger"CompiledCodeFunctionの入力および出力として使うことができる:

"UnsignedMachineInteger"のサイズは$SystemWordLengthと同じである:

関数を実行している間に,オーバーフローによりエラーが生じる.計算は終了され,メッセージが出力される.結果を計算するためにWolfram Engineが使われる:

"UnsignedMachineInteger"引数は,実数と組み合されると自動的に昇格する:

"UnsignedMachineInteger"引数がストレージサイズの小さい整数と組み合されると,小さい方の型は自動的に昇格する:

"UnsignedMachineInteger"はアーキテクチャにとってネイティブのサイズの整数を取るので,"PackedArray"で使うのに便利である: