DAE (.dae)
予備知識
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- MIMEタイプ:model/vnd.collada+xml
- インタラクティブな3DアプリケーションのためのCOLLADA交換ファイル形式.
- 3D幾何形状形式.
- 一般に立体モデルの表現に使用される.
- 2004年にクロノスグループによって開発された.
- COLLADAは「Collaborative Design Activity」から,DAEファイルの拡張子は「Digital Asset Exchange」から派生したものである.
- ASCII形式,XML Schema.
- 3Dオブジェクトまたはオブジェクトの集合を,三角形,多角形,スプライン曲線を含むプリミティブの集合で形成された面の集合として表す.照明,アニメーション,カメラ情報を含む完全なシーンを表すこともできる.
- 任意で頂点法線,色,テクスチャ,一般化されたシェーダーを保管する.
ImportとExport
- Import["file.dae"]はDAEファイルを面を表すMeshRegionオブジェクトとしてインポートする.
- Import["file.dae",elem]はDAEファイルから指定の要素をインポートする.
- インポート形式はImport["file","DAE"]またはImport["file",{"DAE",elem,…}]で指定できる.
- Export["file.dae",expr]はメッシュベースの3D幾何学領域をバイナリDAEファイルにエキスポートする.expr にはConstantRegionQである任意の領域,またはGraphics3Dオブジェクトが指定できる.
- Export["file.dae",expr,{opt1->val1,…}]はファイル形式に対して指定されたオプションで expr をエキスポートする.
- エキスポート形式はExport["file",expr,"DAE"]またはExport["file",expr,{"DAE,opt1->val1,…}]で指定できる.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import, Export ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする CloudImport, CloudExport クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする ImportString, ExportString 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする ImportByteArray, ExportByteArray バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト "Summary" ファイルの概要 "CoordinateTransform" DAE形式からの変換関数 - データ形式表現要素:
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"VertexData" 頂点座標のリスト "PolygonData" 指標付き形式の多角形要素 "VertexNormals" 頂点に対応する法線ベクトル - 形状表現要素:
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"BoundaryMeshRegion" 立体の境界メッシュ表現 "MeshRegion" 面のメッシュ表現 - グラフィックス表現要素:
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"Graphics3D" Graphics3Dオブジェクトとして表されたDAEファイル "GraphicsComplex" GraphicsComplexオブジェクトとして表されたDAEファイル "PolygonObjects" 絶対座標で与えられた多角形プリミティブのリスト - ImportとExportはデフォルトでDAEファイルに"MeshRegion"要素を使用する.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (11)
Import要素 (10)
"Graphics3D" (1)
Graphics3Dオブジェクトを与える:
"GraphicsComplex" (1)
GraphicsComplexオブジェクトを与える:
"PolygonObjects" (1)
絶対座標で与えられたPolygonプリミティブのリストを与える: