FBX (.fbx)

予備知識

    • Filmboxファイル形式.
    • ASCIIまたはバイナリ形式.
    • 一般に3Dアセットの保存と交換に使用される.
    • Autodeskによって開発されたプロプライエタリファイル形式.
    • 3Dオブジェクトまたはオブジェクトの集合を,三角形,多角形,スプライン曲線を含むプリミティブで形成された曲面として表す.照明,アニメーション,カメラ情報を含む完全シーンも表せる.
    • 頂点法線,頂点カラー,頂点テクスチャ,一般化された頂点シェーダーも保存できる.

ImportとExport

  • Import["file.fbx"]はFBXファイルを曲面を表すMeshRegionオブジェクトとしてインポートする.
  • Import["file.fbx",elem]はFBXファイルから指定された要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","FBX"]またはImport["file",{"FBX",elem,}]で指定できる.
  • Export["file.fbx",expr]は3Dメッシュベースの幾何学領域をバイナリFBXファイルにエキスポートする.exprConstantRegionQまたはGraphicsあるいはGraphics3Dオブジェクトであるどのような領域でもよい.
  • Export["file.fbx",expr,{opt1->val1,}]はファイル形式についての指定のオプションで expr をエキスポートする.
  • エキスポート形式はExport["file",expr,"FBX"]またはExport["file",{"FBX",opt1->val1,}]で指定できる.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

ノートブックインターフェース

  • 選択範囲の形式保存... ノートブックの選択された部分をFBXファイルとしてエキスポートする.

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ形式表現要素:
  • "BinaryFormat"ファイルがバイナリFBXであるかASCII FBXであるか
    "Comments"コメント
    "VertexData"頂点座標のリスト
    "PolygonData"指標付き形式の多角形要素
    "UserExtensions"多角形の頂点に関連づけられたユーザ定義のデータ
  • 図形表現要素:
  • "BoundaryMeshRegion"立体の境界メッシュ表現
    "MeshRegion"曲面のメッシュ表現
    "Region"曲面の領域表現
  • グラフィックス表現要素:
  • "Graphics3D"Graphics3Dオブジェクトとして表されたFBXファイル
    "GraphicsComplex"GraphicsComplexオブジェクトとして表されたFBXファイル
    "PolygonObjects"絶対座標で与えられた多角形プリミティブのリスト
  • ImportExportはFBXファイルに対してデフォルトで"MeshRegion"要素を使用する.

オプション

  • Exportオプション:
  • "BinaryFormat"TrueバイナリファイルとASCIIファイルのどちらで書き出すか

例題

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  (2)

FBXから3DモデルをMeshRegionオブジェクトとしてインポートする:

立体モデルの特性のまとめ:

3DモデルをASCII FBXファイルにエキスポートする:

ファイルの内容をテキストで出力する:

スコープ  (10)

Import  (4)

ImportはASCII FBXファイルに対して動作する:

バイナリFBXファイル:

ストリーム:

ImportではFBXファイルの要素にアクセスできる:

Export  (6)

Exportは3Dグラフィックスに対して動作する:

特殊領域:

方程式領域:

メッシュ領域:

バイナリFBXファイルをエキスポートする:

ASCII FBXファイル:

Import要素  (10)

"BinaryFormat"  (1)

このファイルがバイナリFBXであるかASCII FBXであるかを検証する:

"BoundaryMeshRegion"  (1)

境界メッシュ領域を与える:

"CoordinateTransform"  (1)

FBX形式で使用される座標系はWolfram言語で使用されるもの同じである:

"Graphics3D"  (1)

Graphics3Dオブジェクトを与える:

"GraphicsComplex"  (1)

GraphicsComplexオブジェクトを与える:

"MeshRegion"  (1)

メッシュ領域を与える:

"PolygonData"  (1)

指標付き形式の多角形要素を与える:

"PolygonObjects"  (1)

絶対座標で与えられたTriangleプリミティブのリストを与える:

"Summary"  (1)

特性の概要を与える:

"VertexData"  (1)

頂点座標を与える:

Exportオプション  (2)

デフォルトではエキスポートの際にバイナリファイルが生成される:

ファイルの生の内容をテキストで出力する:

ASCIIファイルを生成するためには"BinaryFormat"Falseを使用する:

ファイルの生の内容をテキストで出力する: