ローカルのWolfram言語コードを直接Pythonから永続的なカーネルセッションで評価する.

Wolframノートブックを使う

ローカルのWolfram言語セッションを作成する

モジュールをインポートする:

from wolframclient.evaluation import WolframLanguageSession

デフォルトのパスを使ってセッションを作成する:

session = WolframLanguageSession()
  • デフォルトのパスは,環境に依存するもので,使用しているWolfram Engineのバージョンによっても異なる場合がある.
  • デフォルト以外のパスでセッションを作成する場合は,例えば,WolframLanguageSession(C:/Program Files/Wolfram Research/Mathematica/12.0/wolfram.exe)のように,第1引数としてWolfram Engineにパスを与える.

Wolfram言語式を評価する

関数をインポートする:

from wolframclient.language import wlexpr

整数配列の平方を計算する:

session.evaluate(wlexpr('Map[#^2 &, Range[5]]'))

セッションを終える

セッションオブジェクトを終了する:

session.terminate()
  • Wolfram Engineプロセスを正しくシャットダウンするには,セッションを終了しなければならない.

Jupyterノートブックを使う

ローカルのWolfram言語セッションを作成する

モジュールをインポートする:

デフォルトのパスを使ってセッションを作成する:

  • デフォルトのパスは,環境に依存するもので,使用しているWolfram Engineのバージョンによっても異なる場合がある.
  • デフォルト以外のパスでセッションを作成する場合は,例えば,WolframLanguageSession(C:/Program Files/Wolfram Research/Mathematica/12.0/wolfram.exe)のように,第1引数としてWolfram Engineにパスを与える.

Wolfram言語式を評価する

関数をインポートする:

整数配列の平方を計算する:

セッションを終える

セッションオブジェクトを終了する:

  • Wolfram Engineプロセスを正しくシャットダウンするには,セッションを終了しなければならない.

コマンドラインを使う

ローカルのWolfram言語セッションを作成する

ターミナルウィンドウを開き,Pythonのインタープリタを起動する:

$ python

モジュールをインポートする:

>>> from wolframclient.evaluation import WolframLanguageSession

デフォルトのパスを使ってセッションを作成する:

>>> session = WolframLanguageSession()
  • デフォルトのパスは,環境に依存するもので,使用しているWolfram Engineのバージョンによっても異なる場合がある.
  • デフォルト以外のパスでセッションを作成する場合は,例えば,WolframLanguageSession(C:/Program Files/Wolfram Research/Mathematica/12.0/wolfram.exe)のように,第1引数としてWolfram Engineにパスを与える.

Wolfram言語式を評価する

関数をインポートする:

>>> from wolframclient.language import wlexpr

整数配列の平方を計算する:

>>> session.evaluate(wlexpr('Map[#^2 &, Range[5]]')) 
[1, 4, 9, 16, 25]

セッションを終える

セッションオブジェクトを終了する:

>>> session.terminate()

Pythonシェルを閉じる:

>>> exit()
  • Wolfram Engineプロセスを正しくシャットダウンするには,セッションを終了しなければならない.

注釈

このワークフローでは,Python用にWolframクライアントライブラリがインストールされていなければならない.詳細は, Python用Wolframクライアントライブラリをインストールするのワークフローを参照のこと.
Pythonのインタープリタは,Python 3.5(あるいはそれ以降のバージョン)でなければならない.