トランザクションの作成と送信を行い,ARK(アーク)の承認者として登録する.
料金の統計を見る
BlockchainDataを使って,承認者の登録と投票についての統計を見る:
この統計をQuantityで使い,承認者として登録するのに適切な料金を設定する:
- BlockchainDataの“FeeStatistics”特性をARKに使って,“Fee”(料金)を決定することができる.料金が指定されていない場合には,トランザクション中に自動的に決定される.
- このワークフローでは例にDevNetのブロックチェーンを使っている.Mainnetのブロックチェーンを使う場合には,と指定する.
トランザクションオブジェクトを作成する
BlockchainTransactionを使って,選んだ料金と希望のユーザ名でトランザクションオブジェクトを構築する:
- 小文字の半角英数字(および“!@$&_.”の記号)は20個まで使ってユーザ名とすることができる.
- トランザクションは,BlockchainTransactionSubmitを使ってARKブロックチェーンに送信されるまではローカルマシンに存在する.
- トランザクションに署名がされるまで,送信者はトランザクションに関わりがない.
登録するアドレスを判定する
BlockchainAddressDataを使って,自分のアドレスが承認者になるのに十分な残高があるかどうかと,アドレスがすでに承認者になっていないかどうかを見極める:
“IsDelegate”の欄がFalseなので,このアドレスは承認者として登録できる.
- アドレスを登録するためには秘密鍵が必要である.アドレスを生成する方法の詳細については,ARKアドレスを作成するのワークフローを参照されたい.
トランザクションに署名する
BlockchainTransactionSignを使って,秘密鍵でトランザクションに署名し,アドレスを新しいARK承認者として登録する:
この操作によって,対応する公開鍵もトランザクションに加えられる.
- トランザクションは,署名はされたが,まだブロックチェーンに送信されていない.トランザクションはローカルマシンにのみ存在する.
- 送信者アドレスが正しいことを確かめるために,Associationの鍵として,BlockchainTransactionオブジェクトの“Sender”特性にアクセスできる.
トランザクションを送信する
BlockchainTransactionSubmitを使って,トランザクションをブロックチェーンに送信する:
- トランザクションが送信されてから,それがブロックに含まれるようになるまで待たなければならない.ブロックはその後構築してブロックチェーンに追加することができる.
承認者情報を見る
BlockchainAddressDataをもう一度使って,新しく登録された承認者について更新された情報を見る:
“IsDelegate”フィールドがTrueになった.
- 現在“Rank”や“Votes”がなく,“VoterList”も空である.これはこのユーザ名に対してまだどのアドレスも投票を行っていないからである.