高次元可視化

高次元データは,それぞれのデータ点について数多くの値を持ち,数多くの属性が測定される科学データ,複数のセンサ信号を捉える工学データ,さまざまな過程行列を追跡するビジネスデータ等,しばしば使われるものである.データは,スプレッドシート,データベース,APIのいずれからのものであっても,まとめて可視化することによって,複数の成分間における全体的なパターンや傾向を見ることを可能にする.

次元データの可視化には,単なる二次元や三次元のデータの場合とは異なるテクニックが必要となる.マルチパネルメソッドは,共通の外観と尺度を使った複数のデータを簡単な形で表示し,潜在的な特徴を特定することを容易にする.単一パネルのプロットは,他とは異なるマーカーやスタイルを使って,データを深く掘り下げた形で表す.

ペアワイズプロット

データの二つ一組での二次元投影をすべてプロットする.

PairwiseListPlot 二つ一組のリストプロットの配列

PairwiseDensityHistogram 二つ一組の密度ヒストグラムの配列

PairwiseSmoothDensityHistogram 二つ一組の平滑密度ヒストグラムの配列

データの一次元投影すべてを比べる.

PairwiseQuantilePlot 二つ一組のQ-Qプロットの配列

PairwiseProbabilityPlot 二つ一組のP-Pプロットの配列

複数軸のプロット

次元の点を複数の軸で曲線としてプロットする.

ParallelAxisPlot 次元の点を平衡軸上にプロットする

RadialAxisPlot 次元の点を放射軸上にプロットする

特徴プロット

特徴空間プロットは,各オブジェクトの低次元特徴ベクトルを抽出し,それらをプロットする.

FeatureSpacePlot 二次元特徴ベクトルをプロットする

FeatureSpacePlot3D 三次元特徴ベクトルをプロットする

グリフプロット

グリフプロットは,各データ点を別のプロットとして可視化する.

PointValuePlot 任意次元の関連データと一緒に位置をプロットする