バージョン7.0の新機能:システムインターフェースと配備
バージョン7.0では,設定が不要な組込みの並列計算が導入されている.バージョン7.0はMathematicaのユニークな記号アーキテクチャを十分に活用し,マルチコアおよびネットワーク並列計算環境を利用するための,類を見ないほど簡単で強力なシステムを提供する.バージョン7.0ではシステムプログラミングワークフローへの統合をより一層強化する,新しいファイル名操作も導入されている.
新組込み並列計算 »
Parallelize — 自動並列化を用いて式を評価する
ParallelTry — 別々の計算を並列に試み,最初に得られた結果を返
ParallelEvaluate ▪ ParallelMap ▪ ParallelTable ▪ ParallelSum ▪ ...
ParallelSubmit — 並行に評価する式を送信する
WaitAll,WaitNext — 並行評価が終了するのを待つ
DistributeDefinitions ▪ SetSharedVariable ▪ CriticalSection ▪ ...
$KernelCount ▪ $KernelID ▪ AbortKernels ▪ CloseKernels ▪ ...
新しいシステムインターフェース機能
SendMail — 任意のWolfram言語式,グラフィックス等を電子メールで送る
SystemOpen — オペレーティングシステムを使ってファイルを開く
$ProcessorCount ▪ $MessageGroups ▪ ...
ファイル名の操作における新機能 »
FileNameSplit — ファイル名をディレクトリと名前の部分に分ける
FileNameJoin — 要素のリストからファイル名を組み立てる
AbsoluteFileName — 使用中のファイル名の絶対名を決定する
DirectoryQ ▪ FileExistsQ ▪ FindFile ▪ FileBaseName ▪ FileExtension ▪ ...