ArrayResample

ArrayResample[array,{n1,n2,}]

次元{n1,n2,}を持つように,array のリサンプリングを行う.

ArrayResample[array,dspec]

次元指定 dspec に従って,array のリサンプリングを行う.

ArrayResample[array,dspec,scheme]

リサンプリングの scheme を点ベースかビンベースに指定する.

ArrayResample[array,dspec,scheme,{{xmin,xmax},}]

指定された部分範囲{{xmin,xmax},}にあるデータのみのリサンプリングを行う.

詳細とオプション

  • ArrayResampleを使うと,数多くの補間と近似のモデルに基づいたデータ配列のリサンプリングを行うことができる.
  • ArrayResampleは,任意の深さのデータ配列に使える.
  • 次元指定 dspec には以下の形が使える.
  • nn 個のサンプル
    Scaled[s]因数 s でサンプリング解像度を再スケールする
    All次元を保つ
    Automatic次元の割合を保つ
    {dspec1,,dspeck} 次元までリサンプリングを行う
  • 多次元の配列については,表記 n{n,Automatic,}に等しく,{n}{n,All,}に等しいとみなされる.
  • 次元の配列の次元比は,であるとされる.
  • scheme は,サンプルとリサンプルの位置を決定し,以下の形式を取ることができる.
  • "Point"点のサンプリング(デフォルト)
    "Bin"ビンのサンプリング
    {"Bin",alignment}指定の alignment でのビンのサンプリング
  • 長さ n の入力データについて,"Point"のリサンプリングスキームは,データが1から n までの範囲にあると想定し,"Bin"のスキームはデータが0から n の範囲にあり,各ビン内のサンプルの位置を示すように並べられると想定する.
  • ビンの整列 alignment は,LeftCenterRight,あるいは (Left) と 1 (Right)の間の数である.
  • データ範囲は,DataRangeオプションを使って変更できる.
  • デフォルトで,データは,"Point"スキームでは1から "Bin"スキームでは0から までのデータ領域全体についてリサンプルされる.DataRangeオプションを使ってデータ領域の座標を変更する.
  • DataRangeについて指定された部分領域{{xmin,xmax},}では,指定された区間のデータ値だけがリサンプルされる. »
  • 使用できるオプション
  • Antialiasing Falseダウンサンプリングの際にアンチエイリアシングを適用する
    DataRange Automatic入力データの範囲
    Padding "Fixed"充填方法
    Resampling Automaticリサンプリングの方法
  • Paddingの可能な設定については,ArrayPadのページを参照のこと.

例題

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  (2)

配列のサブサンプリングを行う:

配列のダウンサンプリングを行う:

2Dデータ配列のサイズを変更する:

スコープ  (8)

基本的な用法  (4)

厳密な計算:

入力精度は保たれる:

記号配列の大きさを変更する:

入力信号の部分領域のリサンプリングを行う:

出力次元  (1)

スカラーとして指定されたサイズで,出力次元は,次元比が保たれるように選ばれる:

サンプリングスキーム  (3)

デフォルトで,"Point"のサンプリングスキームが使われる:

中央揃えをデフォルトで使う"Bin"スキームを使う:

ビンの並べ方を指定する:

入力の3倍の解像度で"Point"リサンプリングを生成する:

サンプリングの位置を計算する:

オプション  (5)

Antialiasing  (1)

ダウンサンプリングするときは,デフォルトで,アンチエイリアス処理は行われない:

アンチエイリアス処理が行われる場合は,新たなサンプル間のすべてのサンプルが平均される:

DataRange  (1)

DataRangeはリサンプリング領域を指定する.部分領域指定はこの領域について定義される:

データ全体のリサンプリングを行う:

デフォルトのDataRange->{1,n}を使って前半分をリサンプルする.ndata の長さである:

{0,1}データ範囲を使ってデータの前半分をリサンプルする:

Padding  (2)

デフォルトの充填の値は,"Fixed"である:

別の充填を指定する:

デフォルトで,すべての次元に同じ充填が使われる:

次元によって異なる充填を使う:

Resampling  (1)

デフォルトで"Linear"のリサンプリングが使われる:

別のリサンプリングスキームを使う:

"Nearest"のリサンプリングは,サンプリングの位置がサンプル間の半ばにある場合には,サンプルの平均を取る:

半整数のサンプリング位置について,左へのバイアスあるいは右へのバイアスにそれぞれ"NearestLeft""NearestRight"を使う:

アプリケーション  (1)

可視化速度を上げるためにデータ集合のサイズを小さくする:

特性と関係  (2)

異なるいくつかのカーネルについて配列のリサンプリングを比較する:

Downsampleを使って整数因子分ダウンサンプリングすることができる:

考えられる問題  (1)

厳密計算は整数データで行われる:

Nを整数データに適用して検索速度を上げる:

Wolfram Research (2014), ArrayResample, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArrayResample.html (2016年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), ArrayResample, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArrayResample.html (2016年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "ArrayResample." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/ArrayResample.html.

APA

Wolfram Language. (2014). ArrayResample. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ArrayResample.html

BibTeX

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BibLaTeX

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