ChebyshevU

ChebyshevU[n,x]

第2種チェビシェフ(Chebyshev)多項式 TemplateBox[{n, x}, ChebyshevU]を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • 整数 n について具体的な多項式が与えられる.
  • TemplateBox[{n, {cos, (, theta, )}}, ChebyshevU]=sin[(n+1)theta]/sin theta
  • 特別な引数の場合,ChebyshevUは,自動的に厳密値を計算する.
  • ChebyshevUは任意の数値精度で評価できる.
  • ChebyshevUは自動的にリストに縫い込まれる.
  • ChebyshevU[n,z]は,非整数nについて複素 z 平面上,の範囲で不連続な分枝切断線を持つ.
  • ChebyshevUIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

すべて開くすべて閉じる

  (7)

数値的に評価する:

十次のChebyshevU多項式を計算する:

実数の部分集合上でプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点における級数展開:

Infinityにおける漸近展開:

特異点における漸近展開:

スコープ  (44)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素数入力:

高精度で効率的に評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪のケースにおける補償区間を計算する:

Aroundを使って平均的なケースの統計区間を計算することもできる:

配列の要素単位の値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のChebyshevU関数を計算することもできる:

特定の値  (7)

固定点におけるChebyshevUの値:

記号的な n についてのChebyshevU

ゼロにおける値:

無限大における値:

ChebyshevU[5,x]の最初の正の最大値を求める:

陪多項式ChebyshevU[7,x]を計算する:

半整数 n について陪多項式ChebyshevU[1/2,x]を計算する:

可視化  (3)

ChebyshevU関数をさまざまな次数で計算する:

TemplateBox[{3, z}, ChebyshevU]の実部をプロットする:

TemplateBox[{3, z}, ChebyshevU]の虚部をプロットする:

チェビシェフ多項式と2変数の関数としてプロットする:

関数の特性  (14)

ChebyshevUは,区間[-1,]からのすべての実数値について定義される:

ChebyshevUは,以外のすべての複素値について定義される:

TemplateBox[{1, x}, ChebyshevU]はすべての実数と複素数に達する:

TemplateBox[{2, x}, ChebyshevU]の実数領域:

これは,すべての複素数に達する:

奇次数のチェビシェフ多項式は奇多項式である:

偶次数のチェビシェフ多項式は偶多項式である:

ChebyshevUは要素単位でリストに縫い込まれる:

チェビシェフ多項式は解析的である:

一般に,ChebyshevUは解析的でも有理型でもない:

TemplateBox[{2, x}, ChebyshevU]は非減少でも非増加でもない:

TemplateBox[{2, x}, ChebyshevU]は単射ではない:

TemplateBox[{1, x}, ChebyshevU]は単射である:

TemplateBox[{2, x}, ChebyshevU]は全射ではない:

TemplateBox[{1, x}, ChebyshevU]は全射である:

TemplateBox[{2, x}, ChebyshevU]は非負でも非正でもない:

TemplateBox[{n, x}, ChebyshevU]は, が整数ではないとき,特異点と不連続点を持つ:

TemplateBox[{2, x}, ChebyshevU]は凸である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

x についての一次導関数:

x についての高次導関数:

n=5のときの x についての高次導関数をプロットする:

x についての 次導関数の式:

積分  (4)

Integrateを使って不定積分を計算する:

不定積分を確認する:

定積分:

奇整数についての1周期のChebyshevUの定積分は0である:

その他の積分例:

級数展開  (3)

Seriesを使ってテイラー(Taylor)展開を求める:

の周りの最初の3つの近似のプロット:

SeriesCoefficientを使った級数展開における一般項:

生成点におけるテイラー展開:

関数の恒等式と簡約  (4)

ChebyshevUは,以下の三角恒等式を通して定義される:

ChebyshevUの通常の母関数:

ChebyshevUの指数型母関数:

漸化式:

一般化と拡張  (2)

ChebyshevUはベキ級数に適用できる:

ChebyshevUIntervalに適用できる:

アプリケーション  (7)

区間で関数を近似する:

指定した点を通る曲線を構築する:

層のガラスを通る低振幅のトランスミッション:

テプリッツ(Toeplitz)三重対角行列を定義する:

4×4の場合を表示する:

テプリッツ行列の特性多項式はChebyshevUによって表すことができる:

最初のいくつかのケースを確認する:

KacMurdockSzegő (KMS)行列(対称テプリッツ行列)を定義する:

KMS行列は一次元自己回帰過程(AR(1)過程)の相関行列である:

KMS行列の固有多項式はChebyshevUによって表すことができる:

ChebyshevU関数を不均一部分として微分方程式を解く:

チェビシェフ多項式をその母関数から求める:

特性と関係  (7)

ChebyshevU多項式中の係数のリストを得る:

FunctionExpandを使って三角関数を通して展開する:

についてのChebyshevUの導関数:

ChebyshevUDifferenceRootとして表すことができる:

ChebyshevUの級数展開における一般項:

ChebyshevUの母関数:

ChebyshevUの指数母関数:

考えられる問題  (1)

多項式の簡約により結果が不正確になることがある:

関数を直接評価する:

Wolfram Research (1988), ChebyshevU, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ChebyshevU.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), ChebyshevU, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ChebyshevU.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "ChebyshevU." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/ChebyshevU.html.

APA

Wolfram Language. (1988). ChebyshevU. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ChebyshevU.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_chebyshevu, author="Wolfram Research", title="{ChebyshevU}", year="2022", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/ChebyshevU.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_chebyshevu, organization={Wolfram Research}, title={ChebyshevU}, year={2022}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/ChebyshevU.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}