Filling

Filling

ListPlotPlotPlot3Dおよびその関連関数のオプションで,点,曲線,曲面にどのような塗潰しを行うかを指定する.

詳細

  • 以下の設定を用いることができる.
  • None塗潰しは行わない(デフォルト)
    Axis軸まで塗り潰す
    Bottomプロットの底まで塗り潰す
    Topプロットの最上部まで塗り潰す
    vv まで塗り潰す
    {m}m 番目のオブジェクトまで塗り潰す
    {i1->p1,i2->p2,}オブジェクト ikからオブジェクト pkまで塗り潰す
    {i1->{p1,g1},}k 番目の塗潰しに指示子 gkを使う
    {i1->{p1,{g1-,g1+},}}下の g1-と上の g1+を使う
  • 2Dグラフィックスでは,塗潰しは y 方向に行われる.
  • 3Dグラフィックスでは,塗潰しは z 方向と境界 xy 平面上で行われる.
  • ListPlotでは,塗潰しによって各点の「幹」が描かれる.
  • 複数の曲線,曲面あるいは点のリストの場合,Filling->pFilling->{1->p,2->p}と等価である.
  • 一列に並ばない点のリスト間を塗り潰す場合,「幹」は最初のリストの点から始まり,2番目のリストの点の間を線形に補間する位置まで拡張される.
  • デフォルトでは,FillingStyleの設定で指定されるスタイルがすべての塗潰しに使用される.
  • デフォルト設定を無効にするのに ik->{pk,gk}形式の設定が使えることがある.
  • ik->{pk,{gk -,gk +}}は,ikpk より下にある場合にはスタイル gk -を,上にある場合は gk + を使うように指定する.
  • gk - gk +は,Directiveで指定する複合指示子でもよい.

例題

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  (4)

異なるレベルまで塗り潰す:

複数の曲線を塗り潰す:

点指向のプロットでの塗潰し:

曲面指向のプロットの塗り潰し:

スコープ  (14)

塗潰しの境界  (4)

異なるレベルまで塗り潰す:

デフォルトで,重複箇所は不透過性を使った塗潰しを組み合せたりする:

曲線1と 軸の間を塗り潰す:

曲線1と曲線2の間を塗り潰す:

塗潰しのスタイル  (7)

特定のスタイルで曲線1と曲線2の間を塗り潰す:

曲線1と の間を黄色で塗り潰す:

曲線1と曲線2の間を塗り潰す.曲線1が曲線2の下のときは黄色,曲線1が曲線2の上のときは緑を使う:

全体的なFillingStyle指定を使う:

不透明度0.5のオレンジ色で塗り潰す:

軸の下をオレンジで,上を黄色で塗り潰す:

ColorFunctionで得られる変数の塗潰しスタイルを使う:

プロット関数  (3)

点指向のプロット関数は幹を使って塗り潰す:

線指向のプロット関数は面を使って塗り潰す:

曲面指向のプロット関数は境界に沿って塗り潰す:

アプリケーション  (2)

次では,スタイルによって関数が刻み幅の近似と異なる部分が示されている:

関数とその線形近似の差:

漸近的な展開と比較したFactorial関数:

おもしろい例題  (1)

ポテンシャル井戸の固有関数:

Wolfram Research (2007), Filling, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Filling.html.

テキスト

Wolfram Research (2007), Filling, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Filling.html.

CMS

Wolfram Language. 2007. "Filling." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Filling.html.

APA

Wolfram Language. (2007). Filling. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Filling.html

BibTeX

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BibLaTeX

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