FindShortestTour
FindShortestTour[{v1,v2,…}]
すべての viを1回ずつ訪れる場合の総距離を最小化するような viの順序を求めようとする.
FindShortestTour[graph]
各頂点を1回訪れる場合に全長を最短にする graph 中の頂点の順序を求めようとする.
FindShortestTour[{v1,v2,…},j,k]
vjから vkまでの経路の総距離を最短にする viの順序を求める.
FindShortestTour[graph,s,t]
s から t までの総延長を最短にする頂点の順序を求める.
FindShortestTour[{vw,…},…]
規則 vw を使ってグラフ g を指定する.
FindShortestTour[dataprop,…]
data の特性 prop を与える.
詳細とオプション
- FindShortestTourは,巡回セールスマン問題(TSP)としても知られている.
- FindShortestTourは{dmin,{vi1,vi2,…}}の形式のリストを返す.dminは求まったコースの長さ,{vi1,vi2,…}はその順序である.
- 以下は,FindShortestTour[dataprop,…]における prop の可能な形である.
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"Elements" 最短ツアーの要素 "Indices" 最短ツアーの指標 "Length" 最短ツアーの距離 {prop1,prop2,…} 複数の形式のリスト All 要素,指標,距離を与える連想 - 次は,可能なオプションである.
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DistanceFunction Automatic オブジェクトのペアに適用する関数 Method Automatic 使用するメソッド - viに依存するDistanceFunctionの自動設定には以下がある.
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EuclideanDistance 数のリストの数 EditDistance 文字列 GeoDistance 地理的位置 - graph については,距離はGraphDistanceであるとみなされる.これは,重みのないグラフについては最短距離の長さ,重み付きグラフについては重みの総和である.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (7)
FindShortestTourは,点のリストに使うことができる:
FindShortestTourは大きいグラフに使うことができる:
オプション (3)
DistanceFunction (3)
デフォルトで,EditDistanceは文字列に使われる:
アプリケーション (3)
特性と関係 (2)
考えられる問題 (2)
大きいデータ集合については,FindShortestTourは長さが少なくとも最短に近い順路を求める:
PerformanceGoal->"Quality"を使って最適な結果を求める:
FindShortestTourでは,規則は無向辺であるとみなされる:
テキスト
Wolfram Research (2007), FindShortestTour, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FindShortestTour.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "FindShortestTour." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/FindShortestTour.html.
APA
Wolfram Language. (2007). FindShortestTour. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FindShortestTour.html