GaborMatrix
GaborMatrix[r,k]
半径 r で波動ベクトルが k のGaborカーネルの実部に対応する行列を与える.
GaborMatrix[r,k,ϕ]
位相変位 ϕ を使う.
GaborMatrix[{r,σ},…]
指定された標準偏差 σ を使う.
GaborMatrix[{{r1,r2,…}},…]
第 i 指標方向で半径が ri のGaborカーネルに対応する配列を与える.
詳細とオプション
- GaborMatrix[{r,σ},k,ϕ]は中心からの指標位置 でに比例する値を与える.
- GaborMatrix[r,k]はGaborMatrix[{r,r/2},k,0]と等価である.
- デフォルトで,行列はAbs[GaborMatrix[r,k,0]+I GaborMatrix[r,k,π/2]]の要素の和が1になるように再スケールされる.
- 整数 r については,GaborMatrix[r,…]は×行列を返す.
- 非整数 r については,r の値は事実上整数に丸められる.
- r あるいは σ のどちらかは,異なる方向に対して異なる値を指定するリストでよい.
- GaborMatrix[{r,{σ1,σ2,…}},k]のとき,σ1 は k と並ぶ標準偏差であり,σ2, …は k と垂直の標準偏差である.i 番目の方向はRotationMatrix[{{1,0,…},k}]の第 i 列によって定義される.
- n 個の次元と波動ベクトル{k1,…,kn}を持つ data 配列では,kiは data の i 次元と同じ方向を向いている.画像の場合は,このフィルタは事実上ImageData[image]に適用される.
- 指定可能なオプション
-
Standardized True 切断を説明するために行列を再スケールするかどうか WorkingPrecision Automatic 行列要素を計算する精度
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (9)
オプション (2)
Standardized (1)
デフォルト設定はTrueである:
StandardizedFalseを使う:
WorkingPrecision (1)
デフォルトでMachinePrecisionが使われる:
特性と関係 (3)
GaborFilterはGaborMatrixによるたたみ込みと等しい:
自身と等価であるGaborウェーブレット関数上の1DのGaborカーネルを可視化する:
波長0の波動ベクトルのとき,Gabor行列はGaussianMatrixと等価である:
テキスト
Wolfram Research (2012), GaborMatrix, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GaborMatrix.html (2015年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2012. "GaborMatrix." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/GaborMatrix.html.
APA
Wolfram Language. (2012). GaborMatrix. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GaborMatrix.html