HTTPResponse

HTTPResponse[body]

指定されたボディとメタデータを持つ,HTTPリクエストへの成功した応答を表すオブジェクトである.

HTTPResponse[body,metadata]

指定されたボディとメタデータを含む,HTTPリクエストに対する応答を表す.

詳細とオプション

  • HTTPResponseは,通常,CloudObject内に保存されるか,APIFunctionまたはFormFunction中の結果として指定される.
  • HTTPResponse[body,]では,body は文字列,バイト配列オブジェクト,あるいは整数のバイト値のリストでよい.
  • HTTPResponse中のメタデータは,次の可能な要素を含む連想である.
  • "StatusCode"200HTTP状態コード
    "ContentType""text/html"コンテンツのMIMEタイプ
    "Cookies"{}処理するクッキー(CookieFunctionを使用)
    "Headers"{}HTTP応答のヘッダを与える規則のリスト
  • HTTPResponseオブジェクトの特性には,HTTPResponse[]["prop"]を使ってアクセスすることができる.
  • 使用可能な特性には,すべてのメタデータに加えて以下がある.
  • "Body"文字列としての応答ボディ
    "BodyByteArray"ByteArrayオブジェクトとしての応答ボディ
    "BodyBytes"バイト値のリストとしての応答ボディ
    "CharacterEncoding"応答ボディの文字コード(例:"UTF8")
    "Properties"使用可能な特性のリスト
    "StatusCodeDescription"状態コードのテキストによる説明
  • HTTPResponse[][]は,すべての特性の値との連想を与える.
  • HTTPResponseは次のオプションを有する.
  • CharacterEncodingAutomatic応答に適用する文字コード
  • CharacterEncoding->"enc"の設定は,HTTPResponse[body,]内のボディを,HTTP応答としてサーバから返す前に文字コード enc を使って符号化するように指定する.
  • CharacterEncoding->Noneの設定は,返す前に body を一切変更しないように指定する.
  • CharacterEncodingオプションをAutomaticに設定すると,"ContentType"メタデータ特性が("text/html; charset=latin1"のように)charset指定を含んでいる場合は,ここから与えられた符号化が使われる."CharacterEncoding"メタデータ特性からの符号化も使われる.符号化が与えられていない場合は,テキストベースのMIMEタイプには"UTF8"符号化が,その他のMIMEタイプにはNoneが使われる.
  • CharacterEncodingオプションに特定の符号化が与えられていて,"ContentType"メタデータ特性がテキストベースのMIMEタイプの場合は,ブラウザの符号化を示すcharset指定が自動的に加えられる.

例題

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  (4)

URLReadを使ってHTTPResponseを得る:

HTTPのステータスコードを応答から得る:

HTTP応答のヘッダを得る:

応答のボディのコンテンツタイプを得る:

HTTPの応答のボディを文字列として得る:

HTTPの応答のボディをByteArrayとして得る:

シンプルなHTTPResponseを返す:

XMLTemplateを使って結果を出力する:

任意のボディとコンテンツタイプを返す:

強制的にブラウザにコンテンツをダウンロードさせる:

フォームを開きリストから選択する:

選択した画像は「Submit」ボタンをクリックするとダウンロードされる:

特性と関係  (1)

Importを使って応答をインポートする:

Wolfram Research (2014), HTTPResponse, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/HTTPResponse.html (2016年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), HTTPResponse, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/HTTPResponse.html (2016年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "HTTPResponse." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/HTTPResponse.html.

APA

Wolfram Language. (2014). HTTPResponse. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/HTTPResponse.html

BibTeX

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BibLaTeX

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