Im

Im[z]

複素数 z の虚部を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • Im[expr]は,式 expr が数ではない場合,これを未評価のままにする.
  • Imは自動的にリストに並列的な関数の適用を行う.
  • ImIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

すべて開くすべて閉じる

  (4)

複素数の虚部を求める:

極形式で表現された複素数の虚部を求める:

複素平面の部分集合上でプロットする:

Imを使って複素平面上の領域を指定する:

スコープ  (29)

数値評価  (7)

数値的に評価する:

複素数入力:

高精度で評価する:

混合精度の複素数入力:

高精度で効率的に評価する:

Imは要素単位でリストと行列に縫い込まれる:

ImIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる:

特定の値  (6)

固定点におけるImの値:

0における値:

無限大における値:

厳密値入力:

複素指数関数について評価する:

記号的に評価する:

可視化  (5)

を実軸上で可視化する:

を実軸上でプロットする:

Imを複素平面上で可視化する:

Imを三次元で可視化する:

Imを使って複素平面上の領域を指定する:

関数の特性  (5)

Imは実数と複素数のすべての入力について定義される:

Imは数直線全体の上で0である:

複素平面上のすべての実数値に到達する:

Imは奇関数である:

Imは微分可能な関数ではない:

差分商は複素平面上で極限を持たない:

例えば実方向のような特定の方向にのみ極限がある:

ComplexExpandを使って結果を得る:

TraditionalFormによる表示:

関数の恒等式と簡約  (6)

自動簡約:

実変数の xy を仮定して展開する:

適切な仮定を使ってImを簡約する:

複素数を実部と虚部の和として表す:

実部と虚部によって表す:

Root式の虚部を求める:

アプリケーション  (3)

円柱周囲を複素値関数の虚部として流す:

複素関数から二変量調和関数を構築する:

次の関数はラプラス(Laplace)方程式を満足する:

解析関数 をその実部 から再構築する:

例の再構築:

結果を検証する:

特性と関係  (8)

SimplifyFullSimplifyを使ってImを含む式を簡約する:

円板が上半面にあることを証明する:

ComplexExpandは変数が実数であると仮定する:

ここでは,z は実数であるとは仮定されず,結果はReImについてのものとなる:

FunctionExpandは変数が実数であるとは仮定しない:

ReImPlotは関数の実部と虚部をプロットする:

Imを使って複素平面上の領域を描写する:

ReduceImを含む方程式と不等式を解くことができる:

FindInstanceを使って領域のサンプル点を得ることができる:

AssumptionsImを使う:

IntegrateImを使った条件が生成できる:

考えられる問題  (2)

数値引数については,Imは未評価のままでもよい:

追加的な変換で簡約できるかもしれない:

Imは複素変数の関数なので微分できない:

複素関数なので,Conjugate[z]を含まずにIm[z]を書くことはできない:

特に,導関数を定義する極限は方向に依存するので存在しない:

ComplexExpandを使って実数値変数について微分可能な式を得る:

おもしろい例題  (1)

Imを使ってのリーマン(Riemann)面の3D写像をプロットする:

Wolfram Research (1988), Im, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Im.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Im, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Im.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Im." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/Im.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Im. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Im.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_im, author="Wolfram Research", title="{Im}", year="2021", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Im.html}", note=[Accessed: 25-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_im, organization={Wolfram Research}, title={Im}, year={2021}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/Im.html}, note=[Accessed: 25-November-2024 ]}