ImageContents

ImageContents[image]

image 中で識別された実体のデータ集合を与える．

ImageContents[image,category]

指定されたカテゴリの実体だけを含むデータ集合を与える．

ImageContents[image,category,prop]

識別された各オブジェクトの特性 prop を含む．

詳細とオプション

  • ImageContentsはオブジェクトの検出としても知られるもので，画像中の実体の例を求め，名前，境界ボックス，確率等の識別された特性のデータ集合を返す
  • category の可能な形式には以下がある．
  • "concept""Concept"実体で使われるような，名前付きの概念
    "word"WordDataで使われるような英単語
    wordspecWordDataで使われるような，単語シーンの指定
    Entity[…]任意の適切な実体
    category1|category2|…categoryiの任意のもの
  • 特性 prop は以下のいずれでもよい．
  • "BoundingBox"Rectangleとして与えられる境界ボックス
    "Dimensions"部分画像の幅と高さ
    "Image"認識された部分画像（デフォルト）
    "Position"認識された境界ボックスの中心
    "Probability"認識の確率
    {prop1,prop2,…}特性のリスト
  • 次は，マスクされた部分画像の特性である．
  • "Mask"オブジェクトを示すバイナリマスク
    "MaskBoundingBox"マスクされた画像の境界ボックス
    "MaskCentroid"マスクの重心
    "MaskedImage"コンテンツの形状でマスクされた部分画像
    "MaskMedoid"マスクのメドイド
    "MaskPosition"マスクの境界ボックスの中心
  • 次は，使用可能なオプションである．
  • AcceptanceThreshold Automatic識別許容閾値
    MaxFeatures Automatic返す結果の数
    MaxOverlapFraction Automatic境界ボックスの重なり合いの最大値
    PerformanceGoal"Balanced"パフォーマンスのどの面について最適化するか
    TargetDevice "CPU"計算を行うターゲットデバイス
  • 許容できる閾値で概念が見付からない場合は，Missing["NotRecognized"]が返される．
  • ImageContentsは機械学習を使う．含まれるメソッド，訓練集合，バイアスは使用するWolfram言語のバージョンによって変わることがあり，返される結果も異なることがある．
  • ImageContentsはリソースをダウンロードすることがある．ダウンロードされたリソースは，$LocalBaseのローカルなオブジェクトストアに保存され，LocalObjects[]でリストしたりResourceRemoveで削除したりできる．

例題

すべて開くすべて閉じる

例  (1)

画像のコンテンツを識別する：

指定したカテゴリについての結果だけを取得する：

スコープ  (5)

画像中で認識されたすべての実体のまとめを取得する：

指定したカテゴリについてのまとめだけを取得する：

どの特性をまとめに入れるかを指定する：

デフォルトで，検出されたものは境界ボックスとして返される：

コンテンツの分割を行う：

オプション  (4)

AcceptanceThreshold  (1)

確率が低いオブジェクトは返されない：

確率が低いものも許容すると，結果としてより多くのオブジェクトが認識されるかもしれない：

MaxFeatures  (1)

デフォルトで，検出されたすべてのオブジェクトが返される：

結果の最大数を指定する：

MaxOverlapFraction  (1)

検出された境界ボックスは互いに重なり合うかもしれない：

重なり合ないオブジェクトだけを求める：

TargetDevice  (1)

デフォルトで，関数はCPUで評価される：

TargetDeviceオプションを使って別のデバイスを指定する：

Wolfram Research (2019), ImageContents, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageContents.html （2024年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2019), ImageContents, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageContents.html （2024年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2019. "ImageContents." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageContents.html.

APA

Wolfram Language. (2019). ImageContents. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageContents.html

BibTeX

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BibLaTeX

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