ImageExposureCombine

ImageExposureCombine[{image1,image2,}]

同じ場面の露出の異なる画像 imageiを組み合せ,露出が適切な1つの画像にする.

ImageExposureCombine[{image1,image2,},mode]

指定の mode に基づいて,ローダイナミックレンジまたはハイダイナミックレンジの画像を作る.

詳細とオプション

  • ImageExposureCombineは露出スタックとしても知られるもので,通常,長時間露出の画像からの露出が異なる画素を組み合せるために使われる.
  • ImageExposureCombineは,すべての imageiが整列していると仮定する.
  • ImageExposureCombineは,画像をグレースケールまたはRGBに変換する.
  • 組合せ mode は次のどちらかでよい.
  • "LDR"ローダイナミックレンジ画像(デフォルト)
    "HDR"ハイダイナミックレンジ画像
  • ImageExposureCombinePerformanceGoalオプションを取る.次は可能な設定である.
  • "Quality"最終結果の品質に最適化する
    "Speed"結果を得るためのスピードに最適化する

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

1つの画像で複数の露出を組み合せる:

ハイダイナミックレンジ画像を作る:

トーンマッピングを行う:

スコープ  (1)

画像のリストからLDR画像を作る:

画像のリストからHDR画像を作る:

オプション  (1)

PerformanceGoal  (1)

PerformanceGoal->"Quality"を使って結果の品質に重点を置く:

PerformanceGoal->"Speed"を使って計算スピードに重点を置く:

アプリケーション  (2)

同じ画像の異なるレベルを組み合せることでトーンマッピングを行う:

ImageMultiplyを使ってさまざまな露出レベルのリストのシミュレーションを行う:

すべての露出を組み合せる:

露出が異なる画像のリストからハイダイナミックレンジ画像を作る:

入力画像の画素範囲は0から1までである:

HDR画像を作る:

HDR画像のダイナミックレンジは,標準の画素範囲である0から1までを超えることが多い:

HDR画像のヒストグラム:

トーンマッピングを行って標準の0から1までの画素範囲を超える画素値を取り込む:

特性と関係  (2)

Blendは,画素値を平均することで複数の露出を組み合せる:

これは,結果として,平板で鈍い画像になることが多い:

ImageExposureCombineは,より詳細な画像を与える:

HDR画像の画素値は,一般に範囲外である:

考えられる問題  (1)

ImageExposureCombineは揃え方の問題は正さない:

ImageAlignを使って組み合せる前に画像を揃える:

Wolfram Research (2015), ImageExposureCombine, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageExposureCombine.html (2017年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2015), ImageExposureCombine, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageExposureCombine.html (2017年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2015. "ImageExposureCombine." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageExposureCombine.html.

APA

Wolfram Language. (2015). ImageExposureCombine. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageExposureCombine.html

BibTeX

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BibLaTeX

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