ImagePad

ImagePad[image,m]

image の四方をそれぞれ m 個の背景画素で充填する.

ImagePad[image,m,padding]

image の四方を padding で指定された値あるいはメソッドを使って充填する.

ImagePad[image,{{left,right},{bottom,top}},]

image の四方を指定した数の画素で充填する.

ImagePad[image,{{left,right},{front,back},{bottom,top}},]

3D画像を指定された数の画素で充填する.

ImagePad[video,]

video のフレームを充填する.

詳細

  • ImagePadは,一般に,画像の周りに枠を付けたり画像を超えて拡張したりするために使われる.
  • 使用可能な充填メソッド
  • z強度値
    color色(GrayLevelRGBColor等)
    {c1,c2,}チャンネル値のリスト
    Automatic境界に基づく自動選択
    "Fixed"各境界での画素の繰返し
    "Periodic"完全な画像の周期的繰返し
    "Reflected"境界における画像の鏡映
    "Reversed"完全な画像の反転
    "TextureSynthesis"完全画像に基づいたテクスチャ合成
    {"TextureSynthesis",mask}指定のマスクに基づいたテクスチャ合成
  • {"TextureSynthesis",texturemask}のとき,texturemask は以下の1つでよい.
  • n充填に n 画素幅の縁を使う
    Scaled[s]各辺に画素次元の割合 s を使う
    maskimage充填に使用する領域を指定するバイナリマスク
  • 充填の値"Fixed"は,各角に追加される長方形の画素が,もとの画像の角の画素の複写でなければならないことを示している.
  • "Reversed"は,画像内の最も外側の層の画素を最も内側の層の画素として,充填の際に繰り返されなければならないことを示している."Reflected"は,これらの画素が繰り返されるべきではないと指定する.
  • ImagePad[image,]は一般に image と同じタイプの image を返す.バイナリ画像を任意の強度あるいは色の画素で充填すると,一般に実数型の画像が返される.
  • ImagePad[image,-m]は,image の各側から m 個の画素を除去する.

例題

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  (2)

画像を充填する:

固定充填スキームで充填する:

スコープ  (7)

データ  (3)

画像の4方を等しく充填する:

動画のフレームを充填する:

3D画像を充填する:

サイズ  (1)

10画素の均一な縁で充填する:

各辺に異なる充填を指定する:

負の充填サイズを指定して画像を切り取る:

充填  (3)

充填色を指定する:

固定充填を使う:

反射充填を使う:

周期充填を使う:

画像に既にほぼ一定した枠がある場合は,Automatic充填の際に平均的な枠の色が使われる:

一定した色の枠がない場合は,黒で充填される:

テクスチャ合成を使って充填する:

10画素幅の縁から充填するテクスチャ要素を選択する:

各辺に指定された画素次元の割合で充填テクスチャ要素を選択する:

蝶を使って縁の画素のテクスチャを合成する:

背景を使ってテクスチャを合成する:

デフォルトで,ゼロ充填が使われる:

各側に異なる充填を指定する:

充填色を指定する:

周期充填を使う:

アプリケーション  (4)

さまざまな充填スキームで画像に枠を加える:

周期的な充填を使ってタイル画像を作る:

画像のほぼ一様な境界を検出して削除する:

境界を削除する:

パターンを使ってテクスチャを合成する:

特性と関係  (3)

グレースケールの画像を色で充填すると,カラー画像が返される:

ImagePadは画像の境界のみを変える:

Inpaintを使って画像の内側を埋める:

ImagePadは指定の画素数を側に加えたり側から削除したりする:

ImageCropを使って出力次元を指定する:

考えられる問題  (1)

デフォルトで,テクスチャ合成は画像の任意の画素を選択する.これによって画像の望まない部分が導入されることがある:

マスクを使ってテクスチャ要素の充填が選択された領域を指定する:

Wolfram Research (2008), ImagePad, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePad.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2008), ImagePad, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePad.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2008. "ImagePad." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePad.html.

APA

Wolfram Language. (2008). ImagePad. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePad.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_imagepad, author="Wolfram Research", title="{ImagePad}", year="2021", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePad.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_imagepad, organization={Wolfram Research}, title={ImagePad}, year={2021}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePad.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}