LogRankTest
LogRankTest[{data1,data2,…}]
対数順位型の検定を使って datai中のハザード率の等価性の検定を行う.
LogRankTest[{data1,data2,…},wspec]
重み wspec の加重対数順位検定を行う.
LogRankTest[{data1,…},wspec,"property"]
"property"の値を返す.
詳細とオプション
- LogRankTestは,dataiに対して,母集団の真のハザード率がすべての について に等しいという帰無仮説 と,少なくとも1つの が の何らかの値について異なっているという対立仮説 で仮説検定を行う.
- 数 は一般に dataiにおける最大の事象時間であると考えられる.
- デフォルトで,確率値つまり 値が返される.
- 小さい 値は が真である可能性が低いことを示す.
- datai は一変量{x1,x2,…}でなければならない.
- dataiはSparseArrayあるいはEventDataオブジェクトでよい.
- LogRankTestは事実上に基づいている.ただし,,,は順に,事象の観察数,合併サンプルに基づく事象の期待値,何らかの重みを表す.
- 名前付きの加重メソッドの場合,時間 における重み は,一般に,リスクにさらされている数 ,事象数 ,プールされているサンプル中の積極限推定量 あるいはプールされているサンプルの同様の推定量 に基づく.
- 次の重み指定 wspec を使うことができる.
-
ρ のFleming–Harrington重み {ρ,γ} 完全に指定されたFleming–Harrington重み "name" 名前付き加重メソッドを使う - ρ と γ の値は非負の数でよい.
- ρ と γ を指定すると の形式のFleming–Harrington重みが与えられる.
- 使用可能な名前付きの重み指定
-
"AndersenPeto" "Equal" "Gehan" "Peto" "TaroneWare" - 区間打切りデータについてはZhao–Zhao–Sun–Kimの一般化された対数順位検定が使われる.
- LogRankTest[{data1,…},wspec,"HypothesisTestData"]はHypothesisTestDataオブジェクト htd を返す.このオブジェクトは,htd["property"] の形を使った追加的な検定結果と特性の抽出に使うことができる.
- LogRankTest[{data1,…},wspec,"property"]を使って"property"の値を直接与えることができる.
- 検定結果のレポートに関連する特性
-
"DegreesOfFreedom" 検定に使われる自由度 "EventTimes" 検定に使われる時間点のリスト "EventWeights" 各事象時間で使われる重みのリスト "PValue" 値のリスト "PValueTable" 値のフォーマットされた表 "ShortTestConclusion" 検定結果の短い記述 "TestConclusion" 検定結果の記述 "TestData" 検定統計量と 値のペアのリスト "TestDataTable" 値と検定統計量のフォーマットされた表 "TestStatistic" 検定統計量のリスト "TestStatisticTable" 検定統計量のフォーマットされた表 - 使用可能なオプション
-
Method Automatic 値の計算に使うメソッド SignificanceLevel 0.05 診断とレポートのための切捨て
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
繰り返して特性を抽出するためにHypothesisTestDataオブジェクトを作成する:
スコープ (11)
検定 (7)
Fleming–Harringtonタイプの重みを手動で設定する:
完全に指定されたFleming–Harringtonタイプの重みを使う:
HypothesisTestDataオブジェクトからいくつかの特性を抽出する:
オプション (4)
特性と関係 (7)
デフォルトで,検定統計量は の下でChiSquareDistributionに従うと仮定される:
加重スキームによって時間上の特定の点を強調することができる:
Fleming–Harrington母数を使うと加重を細かく制御することができる:
MannWhitneyTestを打切りのない2つのサンプルに使うことができる:
Kruskal–Wallis検定を打切りのない3つ以上のサンプルに使うことができる:
SurvivalModelFitを使って生存確率を推定することができる:
CoxModelFitを使って共分散がある場合の生存確率を推定する:
対数順位検定は,TemporalDataの経路構造を認識する:
テキスト
Wolfram Research (2012), LogRankTest, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LogRankTest.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "LogRankTest." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/LogRankTest.html.
APA
Wolfram Language. (2012). LogRankTest. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LogRankTest.html