Matrices

Matrices[{d1,d2}]

次元 d1×d2の行列の領域を表す.

Matrices[{d1,d2},dom]

成分が領域 dom にある次元 d1×d2の行列の領域を表す.

Matrices[{d1,d2},dom]

対称性 sym の行列の d1×d2の部分領域を表す.

詳細

  • Matrices[{d1,d2},dom,sym]における有効な次元指定 diは正の整数である.記号次元指定に使うことも可能である.
  • 有効な成分領域指定 domRealsまたはComplexesである.Matrices[{d1,d2}]はデフォルトでComplexesを使う.
  • 行列では,対称性 sym は,Symmetric[{1,2}]Antisymmetric[{1,2}],自明な対称性を表す{}のいずれかである.
  • 対称性 sym が自明ではない場合,次元 d1および d2は一致しなければならない.

例題

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  (1)

次元 の反対称実行列:

のそれ自身とのDot積もまた × 行列である:

しかしこれは対称行列である:

スコープ  (1)

任意の次元で,複素数の要素を持ち対称ではない行列を宣言する:

対称実数3×3行列:

反対称行列:

アプリケーション  (3)

対称行列代数:

行列が指定の領域に属しているかどうかを調べる:

記号パラメータを含む条件はより簡単な条件に変換されることがある:

部分領域の関係を調べる:

特性と関係  (3)

行列は階数2のArraysを使って定義することもできる.次の2つの仮定は等価である:

行列は長方形でなければならない:

数値行列を調べる2つの方法:

考えられる問題  (2)

記号行列と明示的な行列の加算はPlusListable属性で決定される:

したがって,一般に,記号行列と明示的な行列の両方を同時に扱う操作にはリスト可能特性が影響する.

記号演算では零行列は0として表されることがある:

Wolfram Research (2012), Matrices, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Matrices.html.

テキスト

Wolfram Research (2012), Matrices, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Matrices.html.

CMS

Wolfram Language. 2012. "Matrices." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Matrices.html.

APA

Wolfram Language. (2012). Matrices. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Matrices.html

BibTeX

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