MenuView

MenuView[{lbl₁expr₁,lbl₂expr₂,…}]

ラベル lbl_iでメニュー項目を選ぶと expr_iが表示されるようなオブジェクトを表す．

MenuView[{lbl₁expr₁,lbl₂expr₂,…},i]

i番目の項目を現行選択とする．

MenuView[{{v₁,lbl₁expr₁},{v₂,lbl₂expr₂},…},v]

値 v_iを連続するメニュー項目と関連付け，値が v の項目を現行選択とする．

MenuView[{expr₁,expr₂,…}]

メニュー項目のラベルを連続する整数にする．

詳細とオプション

MenuView[list,Dynamic[s]]は，選択されたメニュー項目が動的に更新された s の現行値になるようにする．s の値は，異なるメニュー項目が選ばれるとリセットされる．
次のオプションを与えることができる．

Alignment	{Left,Top}	表示エリアのオブジェクトをどのように並べるか
Background	None	使用する背景色
BaselinePosition	Automatic	周囲のテキストのベースラインとどのように揃えるか
BaseStyle	{}	メニューのベーススタイル指定
ControlPlacement	{Top,Left}	メニューをどこに置くか
Deployed	False	コンテンツを編集不可にするかどうか
Enabled	Automatic	メニューを有効にするか，灰色（無効）にするか
FrameMargins	Automatic	全体的な枠の内側の余白
ImageMargins	Automatic	表示エリア周囲の余白
ImageSize	All	表示エリアの全体的な画像サイズ
LabelStyle	{}	メニュー項目のスタイル指定

デフォルトのオプション設定ImageSize->Allでは，MenuViewはその全体的なサイズが変化しないように，常に表示する最大の expr_i分のスペースを残す．
ImageSize->Automaticでは，MenuViewは現在表示されている expr_i分のスペースしか残さない．
lbl_iのいずれかがNullの場合，対応するメニュー項目は空白になる．
Itemを使ってメニュー項目全体に適用されるスタイル指定を行うことができる．
MenuViewは，デフォルトでは，"MenuView"スタイルで lbl_iを表示する．この場合一般にシステムメニューのフォントが使われる．
BaseStyleとLabelStyleの設定値は，一般に現行スタイルシートの"MenuView"スタイルと"MenuViewLabel"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに付加される．

例題

すべて開くすべて閉じる

例 (1)

メニューを使ってグラフィックスを選ぶ：

ラベルを入れる：

スコープ (7)

MenuViewのコンテンツ (4)

MenuViewのコンテンツとしてグラフィックスを使う：

MenuViewはManipulateを含む任意の式を含むことができる：

MenuViewはネストすることができる：

デフォルトで，MenuViewはサイズ調整しなくても済むように十分なスペースを取る：

ImageSize->Automaticとすると，MenuViewは枠ごとにサイズ調整する：

MenuViewのコントロール (3)

3番目のスライドの表示から始める：

設定は位置に基づく：

MenuViewをスライダーに接続する：

オプション (9)

Alignment (1)

ビュー内の並べ方を選ぶ：

Background (1)

背景色を変える：

BaselinePosition (1)

周囲のテキストと揃える：

ControlPlacement (1)

コントロールの位置を変える：

Deployed (1)

Deployedを設定すると，MenuViewに表示されたオブジェクトが選ばれないことがある：

Enabled (1)

デフォルトで，MenuViewは有効になっている：

Enabled->Falseとすると，MenuViewは無効となるが，現行状態では可視のままになる：

FrameMargins (1)

ビュー内に余白を加える：

ImageMargins (1)

ビューの外側に余白を加える：

ImageSize (1)

MenuViewの全体的な大きさを制御する：

アプリケーション (2)

級数展開のMenuViewを作成する：

ExampleDataから入手できる地域画像のMenuViewを作成する：

特性と関係 (1)

MenuViewはPopupMenuで作られる：

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