MoonPhase

MoonPhase[]

現行の日付について，月相の輝面比を返す．

MoonPhase[datespec]

指定された日付について，月相の輝面比を返す．

MoonPhase[property]

現行の日付について，月相の特性を返す．

MoonPhase[datespec,property]

指定された日付について，月相の特性を返す．

詳細とオプション

  • 月相は，地球から見える，太陽によって照らされた月の表面を表す．
  • MoonPhase[]では，$TimeZoneを使って時間帯を見極めることができる．
  • datespec は，DateObject式，TimeObject式，あるいは日付文字列でよい．
  • datespec は，明示的なTimeZoneオプションの値があるDateObjectまたはTimeObjectの式である場合を除いて，$TimeZoneにあると仮定される．
  • datespec が日付のリストである場合には，その結果はEventSeriesあるいはTimeSeriesのオブジェクトを与える．
  • datespec は，DateRange指定との互換性のために，{start,end,increment}と指定することができる．
  • MoonPhase["Fraction"]はMoonPhase[]に等しい．
  • MoonPhaseは property について次の値を取ることができる．
  • "Fraction" または "IlluminationFraction"輝面比（0〜1）
    "SignedFraction" または "SignedIlluminationFraction"符号付きの輝面比（-1〜1）
    "PhaseAngle"朔望月の角度（0〜2π）
    "PhaseAngleFraction"朔望月の角度の割合（0〜1）
    "Name"月相の名前
    "Icon"月相を表すアイコン
  • MoonPhase[…,Method"method"]は月相がどのように定義されるかを指定する．デフォルトで，地球の中心から観測される照度の割合が使われる．
  • 次は，使用可能なMethodオプションである．
  • "Illumination"月の照度の割合で決定される相
    "EclipticLongitude"月と太陽の明示的な経度差によって定義される相

例題

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例  (4)

月の現行の輝面比を求める：

指定された日付について，月の輝面比を求める：

現行の月相の名前を求める：

現行の月相のアイコンを生成する：

スコープ  (7)

日付は，DateObjectとして指定することができる：

日付は，日付の文字列として指定することができる：

日付の範囲としての結果：

一般化と拡張  (1)

IconDataは，符号付きの月相の割合を第2引数として許容する：

オプション  (1)

Method  (1)

デフォルトで，MoonPhaseは太陽による月の照明を利用して特性を計算する：

代りに，月と太陽の間の黄道経度差に基づくメソッドを使うこともできる：

特性と関係  (1)

デフォルトで，日付は現行の日付として指定される：

考えられる問題  (1)

月相の名前は，輝面比の値に基づく．ある日の月相の名前は，何時であるかによって変わる場合がある．例えば，満月は丸1日続くわけではないので，その日に満月であったとしても，期待する月の満ち欠けの状態を見るために時間を変更しなければならないということもある：

おもしろい例題  (1)

月の暦を作成する：

Wolfram Research (2014), MoonPhase, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/MoonPhase.html （2025年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2014), MoonPhase, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/MoonPhase.html （2025年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2014. "MoonPhase." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2025. https://reference.wolfram.com/language/ref/MoonPhase.html.

APA

Wolfram Language. (2014). MoonPhase. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MoonPhase.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2025_moonphase, author="Wolfram Research", title="{MoonPhase}", year="2025", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/MoonPhase.html}", note=[Accessed: 31-March-2025 ]}

BibLaTeX

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