PropertyValue

PropertyValueはバージョン12.1でAnnotationValueに置き換えられた.

PropertyValue[{obj,item},name]

obj 中の item について name に関連付けられた特性値を与える.

PropertyValue[{obj,itemspec},name]

obj 中の itemspec で示された項目の name に関連付けられた特性値を与える.

PropertyValue[,{name1,name2,}]

name1name2等に関連付けられた特性値のリストを与える.

詳細

  • 特性は,GraphMeshRegionBoundaryMeshRegionのようなオブジェクト内の特定の名前付き項目のための name->value のペアを,保存し操作するために使われる.
  • 項目指定 itemspec は,一般に{collection,index}の形を取る.
  • index は,一般に次の形を取る.
  • ind単一の指標
    {ind1,ind2,}指標のリスト
    Allcollection 中の可能なすべての指標
    pattcollection 中の patt にマッチする指標
  • collection は,一般に次の形を取る.
  • col単一の集合
    {col1,col2,}集合のリスト
    All可能なすべての集合
    pattpatt にマッチする集合
  • collection の形の項目指定 itemspec は,集合中のすべての指標についてデフォルト値を参照する.
  • PropertyValue[{obj,itemspec},name]は,name に使用できる特性値がない場合には,常に$Failedを返す.
  • PropertyValue[{obj,itemspec},name]=val を使って特性値が変更できる.
  • 特性をサポートするオブジェクトには,GraphMeshRegionBoundaryMeshRegionがある.オブジェクトの各タイプについての項目指定は各関数ページを参照のこと.

例題

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  (1)

特性を持った完全グラフを生成する:

特性名に関連付けられた特性値を取り出す:

特性値を変更する:

特性値の設定を解く:

スコープ  (8)

基本的な用法  (4)

頂点1の特性値を設定する:

頂点1の特性値を読み出す:

12に特性値を設定する:

12の特性値を読み出す:

頂点の特性の設定を解除する:

辺の特性の設定を解除する:

未定義の特性については,PropertyValue$Failedを返す:

頂点の特性  (2)

標準的な頂点特性にはVertexStyleが含まれる:

VertexLabels

VertexSize

VertexShape

VertexShapeFunction

不可視特性にはVertexWeightが含まれる:

カスタム特性を設定する:

辺の特性  (2)

標準的な辺の特性にはEdgeStyleが含まれる:

EdgeLabels

不可視特性にはEdgeWeightが含まれる:

カスタム特性を設定する:

アプリケーション  (5)

Doを使っていくつかの特性値を設定する:

項目ごとに異なる特性値を設定する:

Tableを使って特性値のリストを作る:

重み付きのグラフを作る:

辺の重みを設定する:

重みのスケールを計算する:

辺の重みを反映するように辺の太さを設定する:

経路をハイライトし,始点と終点に印を付ける:

経路に沿って頂点を選ぶ:

経路に沿って辺のスタイルに設定を施し始点と終点に頂点ラベルを付けることでハイライトする:

EdgeListで与えられる順序に従って動的に辺をハイライトする:

1秒間に5回更新する:

幅優先探索を動的に可視化する:

特性と関係  (4)

Propertyをラッパーとして使ってGraph等の関数の特性を指定する:

ある特性が存在するかどうかをPropertyListを使って調べる:

頂点ラベルの規則リストを生成する:

SetPropertyを使ってもとのグラフを変更せずに特性を設定する:

もとのグラフは変わっていない:

RemovePropertyを使ってもとのグラフを変更せずに特性を取り除く:

もとのグラフは変わっていない:

考えられる問題  (3)

未定義の特定については,PropertyValue$Failedを返す:

ある特性が設定されているかどうかをPropertyListを使って調べる:

特性値があるときでもPropertyValue$Failedを返すことがある:

PropertyListを使って実際の特性値をチェックする:

PropertyValueは同一の辺の特性に関連付けられた最初の値を返す:

Wolfram Research (2010), PropertyValue, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PropertyValue.html (2015年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2010), PropertyValue, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PropertyValue.html (2015年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2010. "PropertyValue." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/PropertyValue.html.

APA

Wolfram Language. (2010). PropertyValue. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PropertyValue.html

BibTeX

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BibLaTeX

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