PropertyValue
PropertyValue[{obj,item},name]
obj 中の item について name に関連付けられた特性値を与える.
PropertyValue[{obj,itemspec},name]
obj 中の itemspec で示された項目の name に関連付けられた特性値を与える.
PropertyValue[…,{name1,name2,…}]
name1,name2等に関連付けられた特性値のリストを与える.
詳細
- 特性は,Graph,MeshRegion,BoundaryMeshRegionのようなオブジェクト内の特定の名前付き項目のための name->value のペアを,保存し操作するために使われる.
- 項目指定 itemspec は,一般に{collection,index}の形を取る.
- index は,一般に次の形を取る.
-
ind 単一の指標 {ind1,ind2,…} 指標のリスト All collection 中の可能なすべての指標 patt collection 中の patt にマッチする指標 - collection は,一般に次の形を取る.
-
col 単一の集合 {col1,col2,…} 集合のリスト All 可能なすべての集合 patt patt にマッチする集合 - collection の形の項目指定 itemspec は,集合中のすべての指標についてデフォルト値を参照する.
- PropertyValue[{obj,itemspec},name]は,name に使用できる特性値がない場合には,常に$Failedを返す.
- PropertyValue[{obj,itemspec},name]=val を使って特性値が変更できる.
- 特性をサポートするオブジェクトには,Graph,MeshRegion,BoundaryMeshRegionがある.オブジェクトの各タイプについての項目指定は各関数ページを参照のこと.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (8)
基本的な用法 (4)
未定義の特性については,PropertyValueは$Failedを返す:
頂点の特性 (2)
標準的な頂点特性にはVertexStyleが含まれる:
不可視特性にはVertexWeightが含まれる:
辺の特性 (2)
アプリケーション (5)
特性と関係 (4)
Propertyをラッパーとして使ってGraph等の関数の特性を指定する:
ある特性が存在するかどうかをPropertyListを使って調べる:
SetPropertyを使ってもとのグラフを変更せずに特性を設定する:
RemovePropertyを使ってもとのグラフを変更せずに特性を取り除く:
考えられる問題 (3)
未定義の特定については,PropertyValueは$Failedを返す:
ある特性が設定されているかどうかをPropertyListを使って調べる:
特性値があるときでもPropertyValueは$Failedを返すことがある:
PropertyListを使って実際の特性値をチェックする:
テキスト
Wolfram Research (2010), PropertyValue, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PropertyValue.html (2015年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2010. "PropertyValue." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/PropertyValue.html.
APA
Wolfram Language. (2010). PropertyValue. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PropertyValue.html