RemoveProperty
RemoveProperty[{obj,itemspec}]
obj 中の itemspec に関連付けられたすべての特性を除く.
RemoveProperty[{obj,itemspec},name]
obj 中の itemspec に関連付けられた特性 name を除く.
詳細
- 特性はGraph,MeshRegion,BoundaryMeshRegionのようなオブジェクト中の特定の名前付きの項目の name->value のペアを保存し操作するために使われる.
- RemovePropertyは,指定された特性を除いたオブジェクトを与える.
- 項目指定 itemspec は,一般に{collection,index}の形を取る.
- index は,一般に次の形を取る.
-
ind 単一の指標 {ind1,ind2,…} 指標のリスト All collection 中の可能なすべての指標 patt collection 中の patt にマッチする指標 - collection は,一般に次の形を取る.
-
col 単一の集合 {col1,col2,…} 集合のリスト All 可能なすべての集合 patt patt にマッチする集合 - collection の形の項目指定 itemspec は,集合中のすべての指標についてデフォルト値を参照する.
- 一般的な特性については,RemovePropertyは事実上値を特性のデフォルト値にリセットする.
- 特性をサポートするオブジェクトには,Graph,MeshRegion,BoundaryMeshRegionがある.オブジェクトの各タイプについての項目指定は各関数ページを参照のこと.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (4)
頂点の特性 (1)
VertexStyleを含む頂点の特性を取り除く:
辺の特性 (1)
アプリケーション (1)
Foldを使って RemovePropertyを繰り返し適用する:
特性と関係 (6)
Propertyをラッパーとして使ってGraph等の関数の特性を指定する:
PropertyValueを使って値を抽出する:
未定義の特性については,値$Failedが返される:
PropertyValueを使ってグラフに特性を設定する:
PropertyValueを使ってグラフ特性の設定を解除する:
PropertyListを使ってある特性が設定されているかどうか調べる:
SetPropertyを使ってもとのグラフに変更を加えることなしに特性を設定する:
考えられる問題 (1)
PropertyValueは一般にRemovePropertyより高速である:
テキスト
Wolfram Research (2010), RemoveProperty, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RemoveProperty.html (2015年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2010. "RemoveProperty." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/RemoveProperty.html.
APA
Wolfram Language. (2010). RemoveProperty. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RemoveProperty.html