RidgeFilter

RidgeFilter[data]

data の全位置に存在するリッジの大きさを計算する．

RidgeFilter[data,σ]

指定されたリッジスケール σ を使う．

詳細とオプション

  • RidgeFilterは，ガウス微分を使って各サンプル点における主曲率の推定値を計算することで，画像中のリッジを求めるためによく使われる．
  • リッジに直交する主曲率はヘッセ(Hesse)行列の負の主固有値によって与えられる．
  • data は次のいずれでもよい．
  • list2Dまたは3Dの数値配列
    image任意のImageオブジェクトまたはImage3Dオブジェクト
  • RidgeFilter[data,σ]の σ は，ヘッセ行列におけるガウス微分のスケールである．デフォルトで，が使われる．
  • RidgeFilter[image,…]は image と同じ次元の実際の画像を返す．
  • RidgeFilterはヘッシアン行列の計算に使われる次のオプションを取る．
  • InterpolationOrder Automatic補間次数
    Padding "Fixed"充填法
  • InterpolationOrderオプションの可能な設定値は3, 4, 5, …, 9である．
  • Paddingオプションには"Fixed"，"Periodic"，"Reversed"，"Reflected"あるいは数値が使える．2つの設定値のリストで各次元に異なる充填を指定することができる．

例題

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例  (2)

地形標高ラスタで山の尾根を求める：

エンジンブロックの薄い部分をスケッチする：

スコープ  (4)

データ  (3)

数値行列にリッジフィルタをかける：

グレースケール画像にRidgeFilterをかける：

リッジスケール3を使う：

3D画像にRidgeFilterをかける：

パラメータ  (1)

デフォルトで，σ1が使われる：

細い線を検出するために，より小さい σ を使う：

オプション  (2)

InterpolationOrder  (1)

InterpolationOrderの異なる値を使って配列にフィルタをかける：

Padding  (1)

デフォルトで，"Fixed"充填が使われる：

別の充填法を指定する：

アプリケーション  (5)

二次元配列におけるリッジ：

手書き文字の線をはっきりさせる：

明るさが一様ではないノイズの多い画像の中から指定した幅の線を検出する：

ユッカの葉の顕微鏡写真で赤いリッジを見付ける：

壁を抽出する：

骨梁構造をよりはっきりさせる：

構造をより強調するために，変換関数と背景を変更する：

特性と関係  (2)

DerivativeFilterを使ったスケール σ=2でのリッジ検出：

RidgeFilterの結果と比較する：

画像にリッジフィルタを適用すると，実数値画像が返される：

Wolfram Research (2010), RidgeFilter, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/RidgeFilter.html （2014年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2010), RidgeFilter, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/RidgeFilter.html （2014年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2010. "RidgeFilter." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/RidgeFilter.html.

APA

Wolfram Language. (2010). RidgeFilter. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RidgeFilter.html

BibTeX

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BibLaTeX

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