ShiftRegisterSequence
サイズ n の線形フィードバックシフトレジスタについての完全な最大長系列を与える.
ShiftRegisterSequence[{n,{tap1,tap2,…}}]
位置 tapiにタップがあるサイズ n の線形フィードバックシフトレジスタについての完全な系列を与える.
ShiftRegisterSequence[poly]
フィードバック多項式 poly を持つ線形フィードバックシフトレジスタについての系列を与える.
ShiftRegisterSequence[{n,{tap1,tap2,…},f}]
フィードバック関数 f のシフトレジスタについての系列を与える.
ShiftRegisterSequence[spec,s]
シフトレジスタ系列の最初の s 要素を与える.
ShiftRegisterSequence[spec,init,s]
状態 init から始まるシフトレジスタ系列を与える.
詳細とオプション
- ShiftRegisterSequence[n]は,最大長の列を与えるサイズ n の特定の線形フィードバックシフトレジスタを使う.可能な場合は,(三項式に相当する)3タップのシフトレジスタが使われる.一般に,語彙的に最小の指定を持つシフトレジスタが使われる.
- ShiftRegisterSequence[{n,{tap1,tap2,…}}]は,初期状態{1,0,0,0,…}から始め,各ステップで最初に位置 tapiの値の2を法とした和を取り,次に和を右に置き,これを出力の要素として使ってすべての値を左にシフトする.
- ShiftRegisterSequence[{n,{tap1,tap2,…},f}]では,位置 tapiからの値のリストに f を適用することで各ステップの結果を得る.
- f のデフォルトは,事実上Mod[Total[#],2]&である.
- ShiftRegisterSequence[{n,taps}]はShiftRegisterSequence[Total[x^(taps-1)]+x^n]と同じ完全列を与えるが,列の始点は違うことがある.
- ShiftRegisterSequence[poly,init,s]の init は,長さ n の値のリストか係数がこれらの値に対応する多項式でよい.
- ShiftRegisterSequence[spec,init,All]は長さの完全な列を与える.
- ShiftRegisterSequence[spec,All]はShiftRegisterSequence[spec]に等しい.
- ShiftRegisterSequenceには次のオプションがある.
-
Method Automatic シフトレジスタの更新方法 Modulus 2 仮定する法 - ShiftRegisterSequence[n,Modulus->p]は,要素が0から までの最大長の数列を与える.
- Methodオプションの可能な設定
-
"Fibonacci" 明示的なタップに適した慣例を使う "Galois" 多項式に適した慣例を使う Automatic 明示的なタップにはフィボナッチ(Fibonacci)を,多項式にはガロア(Galois)を使う - Methodオプションの設定は,最大長列の初期条件に影響するが,それが含む全体的な状態列には影響しない.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (4)
特性と関係 (2)
テキスト
Wolfram Research (2016), ShiftRegisterSequence, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ShiftRegisterSequence.html.
CMS
Wolfram Language. 2016. "ShiftRegisterSequence." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ShiftRegisterSequence.html.
APA
Wolfram Language. (2016). ShiftRegisterSequence. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ShiftRegisterSequence.html