SmoothPointDensity
SmoothPointDensity[pdata]
点密度関数 を点データ pdata について推定する.
SmoothPointDensity[pdata,bw]
点データ pdata についての密度を帯域幅 bw で推定する.
SmoothPointDensity[pdata,bw,ker]
点データ pdata についての密度を帯域幅 bw と平滑化カーネル ker で推定する.
SmoothPointDensity[bdata,…]
点データ関数 をビン分割データ bdata について推定する.
SmoothPointDensity[pproc,…]
密度関数 を点過程pproc について計算する.
詳細とオプション
- 点密度は点強度としても知られている.
- SmoothPointDensityは点の数 が観測領域 の長さ,面積,体積によってどのように変わるかを記述する関数 を与える.領域上での積分は点の総数 である.
- SmoothPointDensityはカーネルに基づく点密度の推定器である.帯域幅 bw とカーネル ker を使って平滑化が制御される.
- SmoothPointDensityは,密度関数を繰り返し評価するために使えるPointDensityFunctionを返す.
- 点 pdata は次の形式でよい.
-
{p1,p2,…} 点 pi GeoPosition[…],GeoPositionXYZ[…],… 地理的な点 SpatialPointData[…] 空間点集合 {pts,reg} 点集合 pts と観測領域 reg - 観測領域 reg は,与えられていない場合はRipleyRassonRegionを使って自動的に計算される.
- 点過程 pproc は次の形式でよい.
-
proc 点過程 proc {proc,reg} 点過程 proc と観測領域 reg - 観測領域 reg は,パラメータフリーで全次元の,SpatialObservationRegionQで調べられるような有界領域である.
- 点過程 pproc については,厳密な式あるいは近似計算法が使われる.
- 次の帯域幅指定 bw を使うことができる.
-
h 使用する帯域幅 {"Standardized",h} 標準偏差の単位での帯域幅 {"Adaptive",h,s} 初期帯域幅 h と感度 s で適応的 Automatic 自動計算された帯域幅 "name" 名前付きの帯域幅選択法を使う {bwx,bwy,…} x, y 等に別々の帯域幅指定 - 多変量密度については,h は正定対称行列でよい.
- 適応的帯域幅については,感度 s は,0から1までの実数かAutomaticでなければならない.Automaticが使われた場合は,s はに設定される.ただし, はデータの次元性である.
- 次は,使用可能な名前付きの帯域幅選択法である.
-
"LeastSquaresCrossValidation" 最小二乗相互検証法を使う "Oversmooth" 標準ガウシアンの1.08倍の幅 "Scott" Scottの規則を使って帯域幅を決定する "SheatherJones" Sheather–Jonesプラグイン推定器を使う "Silverman" Silvermanの規則を使って帯域幅を決定する "StandardDeviation" 標準偏差を帯域幅として使う "StandardGaussian" 標準的な正規データのための最適帯域幅 - デフォルトで,"Silverman"メソッドが使われる.
- 自動帯域幅計算については,定数配列は単位分散があるとみなされる.
- 次のカーネル指定 ker が使える.
-
"Biweight" "Cosine" "Epanechnikov" "Gaussian" "Rectangular" "SemiCircle" "Triangular" "Triweight" func - デフォルトで,"Gaussian"カーネルが使われる.
- 多変量密度については,カーネル関数 ker は{"Product",ker}および{"Radial",ker}をそれぞれ使って積およびラジアルタイプとして指定できる.タイプの指定がなければ積タイプのカーネルが使われる.
- 密度推定に使われる精度は bw とデータで与えられる最低精度である.
- 次は,使用可能なオプションである.
-
Method Automatic 評価に使用するメソッド - Methodの可能な設定は,Automatic,"KernelMixture","SmoothKernel"である.
- 次は,"KernelMixture"メソッドの使用可能なサブオプションである.
-
MaxMixtureKernels Automatic 使用するカーネルの最大数 - 次は,"SmoothKernel"メソッドの使用可能なサブオプションである.
-
InterpolationPoints Automatic 使用する補間点の初期数 MaxMixtureKernels Automatic 使用するカーネルの最大数 MaxRecursion Automatic 許可する再帰的部分分割数 PerformanceGoal Automatic 速度あるいは品質について最適化する MaxExtraBandwidths Automatic 使用するデータを超えた最大帯域幅
例題
すべて開くすべて閉じる例 (1)
スコープ (4)
一変量同次SpatialPointDataを作成する:
一変量非同次SpatialPointDataを作成する:
テキスト
Wolfram Research (2020), SmoothPointDensity, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SmoothPointDensity.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "SmoothPointDensity." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/SmoothPointDensity.html.
APA
Wolfram Language. (2020). SmoothPointDensity. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SmoothPointDensity.html