SymletWavelet

SymletWavelet[]

次数4のSymletウェーブレットを表す.

SymletWavelet[n]

次数 n のSymletウェーブレットを表す.

詳細

  • SymletWaveletは「最小非対称」ウェーブレットとも呼ばれ,直交ウェーブレット族を定義する.
  • SymletWavelet[n]は任意の正の整数 n について定義される.
  • スケーリング関数()とウェーブレット関数()は長さ2n のコンパクトサポートを持つ.スケーリング関数は n 個のバニッシングモーメントを持つ.
  • SymletWaveletDiscreteWaveletTransformWaveletPhi等の関数で使うことができる.

例題

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  (3)

スケーリング関数:

ウェーブレット関数:

フィルタ係数:

スコープ  (14)

基本的な用法  (8)

主ローパスフィルタ係数を計算する:

主ハイパスフィルタ係数:

リフティングフィルタ係数:

関数を生成してリフティングウェーブレット変換を計算する:

次数4のSymletスケーリング関数:

次数10のSymletWavelet

異なる再帰レベルを使ってスケーリング関数をプロットする:

次数4のSymletウェーブレット関数:

次数10のSymletWavelet

異なる再帰レベルを使ってスケーリング関数をプロットする:

ウェーブレット変換  (5)

DiscreteWaveletTransformを計算する:

ウェーブレット係数の木を見る:

ウェーブレット係数の次元を得る:

ウェーブレット係数をプロットする:

DiscreteWaveletPacketTransformを計算する:

ウェーブレット係数の木を見る:

ウェーブレット係数の次元を得る:

ウェーブレット係数をプロットする:

StationaryWaveletTransformを計算する:

ウェーブレット係数の木を見る:

ウェーブレット係数の次元を得る:

ウェーブレット係数をプロットする:

StationaryWaveletPacketTransformを計算する:

ウェーブレット係数の木を見る:

ウェーブレット係数の次元を得る:

ウェーブレット係数をプロットする:

LiftingWaveletTransformを計算する:

ウェーブレット係数の木を見る:

ウェーブレット係数の次元を得る:

ウェーブレット係数をプロットする:

より高い次元  (1)

多変量スケーリング関数と多変量ウェーブレット関数はそれぞれの一変量関数の積である:

アプリケーション  (3)

Haarウェーブレット係数を使って関数を近似する:

LiftingWaveletTransformを行う:

n 個の最大係数を保ちその他すべてを閾値化することでもとのデータを近似する:

さまざまな近似を比較する:

インパルスを含む信号の多重解像度表現を計算する:

信号の累積エネルギーをそのウェーブレット係数と比較する:

信号の順序化された累積エネルギーを計算する:

信号のエネルギーは比較的少ないウェーブレット係数で捉えられる:

特性と関係  (12)

次数1のSymletWaveletHaarWaveletに等しい:

ローパスフィルタ係数の総和は単位元である.

ハイパスフィルタ係数の総和は0である.

スケーリング関数を積分すると単位元になる.

とりわけである:

ウェーブレット関数を積分すると0になる.

ウェーブレット関数は同じスケールのスケーリング関数と直交する.

ローパスフィルタ係数とハイパスフィルタ係数は直交する.

次数 nSymletWaveletn 個のバニッシングモーメントを示す.

これは,線形信号はスケーリング関数のパート({0})で完全に表される事を意味する:

二次,あるいはそれより高次の信号はそうではない:

は再帰方程式 を満足する:

構成要素と再帰の総和をプロットする:

は再帰方程式 を満足する:

構成要素と再帰の総和をプロットする:

に対する周波数応答はで与えられる:

フィルタはローパスフィルタである:

次数 n が高くなるにつれ,最後の応答関数は平坦になる:

のフーリエ(Fourier)変換はで与えられる:

に対する周波数応答はで与えられる:

フィルタはハイパスフィルタである:

次数 n が高くなるにつれ,最後の応答関数は平坦になる:

のフーリエ変換は で与えられる:

考えられる問題  (1)

SymletWaveletでは n は20より小さくなければならない:

n が正の機械整数ではない場合,SymletWaveletは定義されない:

おもしろい例題  (2)

スケーリング関数の平行移動と膨張をプロットする:

ウェーブレット関数の平行移動と膨張をプロットする:

Wolfram Research (2010), SymletWavelet, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SymletWavelet.html.

テキスト

Wolfram Research (2010), SymletWavelet, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SymletWavelet.html.

CMS

Wolfram Language. 2010. "SymletWavelet." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/SymletWavelet.html.

APA

Wolfram Language. (2010). SymletWavelet. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SymletWavelet.html

BibTeX

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BibLaTeX

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