Tooltip

Tooltip[expr,label]

マウスのポインタが expr が表示されている範囲にある間，label をツールチップとして表示する．

詳細とオプション

  • Tooltipは，グラフィックスその他の任意の式で使うことができる．
  • Tooltip[expr]はTooltip[expr,expr]と等価である．
  • Tooltipオブジェクトはグラフィックスの中に置くことができる．
  • 次のオプションを与えることができる．
  • BackgroundNoneツールチップの背景色
    BaseStyle{}expr のベーススタイル指定
    TooltipStyle {}ツールチップのスタイル指定
    TooltipDelay 0ツールチップの表示までにどのくらいの遅延時間を置くか
  • デフォルト設定のTooltipDelay->0のとき，ツールチップは即座に表示される．
  • TooltipDelay->Automaticは，使用中のコンピュータシステムの標準遅延時間を使用する．
  • TooltipDelay->t とするとツールチップが表示されるまでに t 秒の遅れが生じる．
  • Tooltipを使って，PlotやListPlotのような関数の曲線や点のツールチップを指定することができる．
  • BaseStyleとTooltipStyleの設定値は，一般に現行スタイルシートの"Tooltip"スタイルと"TooltipLabel"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに加えられる．

例題

すべて開くすべて閉じる

例  (2)

式のツールチップとして文字列を使う：

すべての曲線にラベルとしてツールチップを付ける：

ツールチップを明示的に指定する：

スコープ  (5)

ツールチップとしてグラフィックスあるいは他の任意の式を使う：

各式にツールチップでラベルを付ける：

各点にツールチップでラベルを付ける：

グラフィックス中のオブジェクトにツールチップを使う：

Dynamicを使ってツールチップが参照されるたびにこれを再計算する：

オプション  (2)

TooltipDelay  (1)

ツールチップの表示までに指定した秒数の遅延を設ける：

TooltipStyle  (1)

ツールチップのスタイルを変える：

セルレベルのオプションを使ってツールチップ全体の外観を変更する：

アプリケーション  (4)

整数の因数分解をツールチップとして与え，多項式の因数分解表を作る：

式のプロットをツールチップとして使う：

式をツールチップとしてリサージュ(Lissajous)曲線の格子を作る [詳細]：

各曲面のツールチップとして式を使う：

特性と関係  (3)

Tooltip，Mouseover，PopupWindowは，すべて追加情報の表示に使用できる：

タイプセットの中のツールチップは含まれるコンテンツの枠全体に対してアクティブである：

グラフィックスの中のツールチップはグラフィックインク内でのみアクティブである：

内側のツールチップは外側のそれより優先される：

Overlayを使って内側のツールチップの発動を防ぐことができる：

Wolfram Research (2007), Tooltip, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/Tooltip.html （2008年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2007), Tooltip, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/Tooltip.html （2008年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2007. "Tooltip." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2008. https://reference.wolfram.com/language/ref/Tooltip.html.

APA

Wolfram Language. (2007). Tooltip. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Tooltip.html

BibTeX

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BibLaTeX

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