ToonShading
続く曲面を二次元の平面オブジェクトの模写のように描画するように指定する三次元グラフィックス指示子である.
ToonShading[col]
基調色として col を使う.
ToonShading[{dcol,bcol,hcol}]
寒色 dcol,基調色 bcol,ハイライトの色 hcol を使う.
ToonShading[{w1,w2,w3}{dcol,bcol,hcol}]
色 dcol,bcol,hcol を重み wiで使う.
ToonShading["scheme"]
ColorDataの指定された離散カラースキームを使う.
詳細
- ToonShadingは,セルシェーディングとしても知られている.
- ToonShadingは,三次元オブジェクトを漫画あるいは手描きのような外観にするためによく使われる.
- トゥーンシェーディングを使用する際の最終的な色は,標準のシェーディングで得られた色の明度から計算され,離散的な色に量子化される.
- ToonShading[{w1,w2,w3}{dcol,bcol,hcol}]は,表面の明度を,重みが w1,w2,w3の色 dcol,bcol,hcol に線形に量子化するように指定する.より高い重みの wiは,対応する色をより多く使用する必要があることを示す.
- 色は,RGBColor,Hue,あるいは他の任意の色指定で定義できる.色は何色でも使うことができる.
- ToonShading[]はToonShading[{GrayLevel[0.2],GrayLevel[0.7],GrayLevel[1.]}]と等価である.
- ToonShading[col]は,col をBlack,Gray,Whiteと混ぜた,暗色,基調色,ハイライトの色を使う.
- ToonShading[{dcol,bcol,hcol}]では,色 dcol,bcol,hcol には一様に重みが付けられる.
- ToonShading["scheme"]はToonShading[ColorData["scheme","ColorList"]]と等価である.
- Lighting"Accent"の設定は方向性がある照明を使って曲面の色を忠実に再現する.
例題
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特性と関係 (3)
考えられる問題 (2)
Wolfram Research (2020), ToonShading, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ToonShading.html.
テキスト
Wolfram Research (2020), ToonShading, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ToonShading.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "ToonShading." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ToonShading.html.
APA
Wolfram Language. (2020). ToonShading. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ToonShading.html