WaveletImagePlot
WaveletImagePlot[dwd]
DiscreteWaveletData dwd 中のウェーブレット画像係数の基底木をプロットする.
WaveletImagePlot[dwd,r]
細分化レベル r まで係数をプロットする.
WaveletImagePlot[dwd,r,ifunc]
プロットする前に画像関数 ifunc を係数とウェーブレット指標に適用する.
詳細とオプション
- WaveletImagePlotは画像のピラミッドを使って1つの画像を組み立てる.
- WaveletImagePlotはWaveletMatrixPlotと同じように係数を並べる.
- WaveletImagePlot[dwd]はWaveletImagePlot[dwd,Automatic]と等価でありInverseWaveletTransformで使われる係数の基底に対応する.
- Automatic設定で使われるウェーブレット指標はdwd["BasisIndex"]で与えられる.
- dwd は画像データから生成され,DiscreteWaveletTransform,DiscreteWaveletPacketTransformあるいはLiftingWaveletTransformから作成されなければならない.
- WaveletImagePlot[dwd,r]は,dwd が DiscreteWaveletTransformあるいはLiftingWaveletTransformからの場合は,細分化レベル r までの基底係数画像をプロットする.
- WaveletImagePlot[dwd,r]は dwd がDiscreteWaveletPacketTransformからのものである場合に細分化レベル r のすべての係数の画像をプロットする.
- WaveletImagePlot[dwd,r,ifunc]では,各 ifunc[coefi,windi]が coefiと同じ次元のImageを与える.
- WaveletImagePlotにはImageのオプションに以下の追加・修正を加えたものが使える. [全オプションのリスト]
-
BaseStyle Black 画像間にどのような基調色を使うか PlotLayout Automatic プロットにどのようなレイアウトを使うか - PlotLayoutに使用可能な設定値には"Pyramid"と"Grid"がある.
- BaseStyleを使って係数の境界に使う画素の色が指定できる.
- Method->"InverseTransform"と設定すると,各係数配列の逆変換がプロットされる.
- WaveletImagePlotはImageオブジェクトを返す.
-
AlignmentPoint Center 揃えるためのグラフィックス中のデフォルト点 BaselinePosition Automatic 周囲のテキストのベースラインとどのように揃えるか BaseStyle Black 画像間にどのような基調色を使うか ColorSpace Automatic データにどの色空間を仮定するか ImageResolution Automatic 表示やエキスポートに使用する解像度 ImageSize Automatic 画像の表示サイズ Interleaving Automatic チャンネルがインターリーブされていると仮定するかどうか Magnification Automatic 表示画像をどのように拡大するか MetaInformation < > 画像に関連付けられたメタ情報 PlotLayout Automatic プロットにどのようなレイアウトを使うか
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (9)
データ (5)
画像データのDiscreteWaveletTransform:
プロットされた係数は逆変換で用いられるAutomatic係数である:
WaveletImagePlot[dwd,r]を使って細分化レベル r までの係数のみをプロットする:
画像データのDiscreteWaveletPacketTransform:
DiscreteWaveletDataオブジェクトは各レベルの係数の完全木を含んでいる:
パケット変換のためのデフォルトのAutomatic係数は最高の細分化レベルに対応する:
WaveletBestBasisは異なる係数のAutomaticの木を計算する:
プロットする前にウェーブレット係数に適用する画像関数 f を指定する:
デフォルトでImageAdjust[ImageApply[Abs,#]&が適用される:
オプション (4)
特性と関係 (6)
WaveletImagePlotはImageオブジェクトを返す:
生成された画像の画素次元は充填,ウェーブレット,細分化レベルに依存する:
WaveletImagePlotは画像ウェーブレット係数を階層的格子レイアウトでプロットする:
dwd[…,"Image"]は各係数を別々の画像として与える:
WaveletImagePlotは逆変換で使われるAutomatic係数をプロットする:
WaveletBestBasisは係数の異なるデフォルトの木を選ぶ:
WaveletMatrixPlotは行列ウェーブレット係数を階層的格子レイアウトでプロットする:
WaveletScalogramは色で数値的な大きさを示したベクトル係数をプロットする:
WaveletListPlotは共通の水平あるいは垂直の軸とともにベクトル係数をプロットする:
考えられる問題 (3)
カスタム仕様の画像関数 f が指定されると生成された画像は飽和するかもしれない:
ImageAdjustでカスタム仕様の画像関数を構成する:
定常ウェーブレット変換からのウェーブレット係数はピラミッド型のレイアウトを使ってはプロットできない:
逆変換されたウェーブレット係数はピラミッド型のレイアウトでは構築できない:
テキスト
Wolfram Research (2010), WaveletImagePlot, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WaveletImagePlot.html.
CMS
Wolfram Language. 2010. "WaveletImagePlot." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/WaveletImagePlot.html.
APA
Wolfram Language. (2010). WaveletImagePlot. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/WaveletImagePlot.html