"Queue" (データ構造)

"Queue"

式のキューを表す．

詳細

  • キューは，先入れ先出しの挿入と削除をサポートする要素の集合である．
  • CreateDataStructure["Queue"]新しい空の"Queue"を作成する
    CreateDataStructure["Queue",elems]elems を含む新しい"Queue"を作成する
    Typed[x,"Queue"]x に"Queue"型を与える
  • "Queue"型のデータ構造には，以下の演算が使える．
  • ds["Copy"]ds のコピーを返すtime: O(n)
    ds["DropAll"]ds からすべての要素を省くtime: O(n)
    ds["Elements"]ds の要素のリストを返すtime: O(n)
    ds["EmptyQ"]ds が空の場合はTruetime: O(1)
    ds["Fold",fun,init]fun を ds の要素に適用する．init で始めて，結果を累積するtime: O(n)
    ds["Length"]ds 内の要素の数time: O(1)
    ds["Peek"]ds の最初の要素time: O(1)
    ds["Pop"]ds の最初の要素を削除するtime: O(1)
    ds["Push",x]x を ds の最後に加えるtime: O(1)
    ds["PushList",elems]elems を ds の最後に加えるtime: O(nelems)
    ds["Visualization"]ds の可視化を返すtime: O(n)
  • 以下の関数もサポートする．
  • dsi===dsjdsi が dsj に等しい場合はTrue
    FullForm[ds]ds の完全形
    Information[ds]ds についての情報
    InputForm[ds]ds の入力形
    Normal[ds]ds を通常の式に変換する

例題

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例  (2)

新しい"Queue"は，CreateDataStructureを使って作成できる：

ds は最初は空である：

要素を ds に加える：

ds は空ではなくなった：

要素が1個含まれる：

もう一つ要素を加えてからPeekを使うと，最初の要素が表示される：

最後の要素を削除する：

式バージョンの ds を返す：

要素をキューに加えることは素早くできる：

データ構造の可視化を生成することができる：

全要素を合計する：

スコープ  (1)

情報  (1)

新しい"Queue"は，CreateDataStructureを使って作成することができる：

データ構造 ds についての情報：