知識の表現と利用
常に更新されている膨大な量のWolfram知識ベースへのアクセスはWolfram言語に深く統合されており,Wolfram|Alphaでも使用されている.自由形式の言語入力によって数百万もの実体を簡単に特定することができ,その後の幅広い計算に適した正確なWolfram言語表現を自動的に生成する.Wolfram言語は,組込みの知識ベースと同じ計算が可能で,外部リレーショナルデータベースと関連付けることのできる,カスタムの実体ストアもサポートする.
() — Wolfram言語形式に変換する自由形式言語入力を与える
Entity — 任意のタイプの名前付き実体の記号表現(例:"City","Person",...):
EntityClass — 指定のタイプの実体のクラスの表現(例:ヨーロッパの国):
EntityValue — 実体または実体の集合の特性の値(例:金の密度)
EntityList — 指定から実体の明示的なリストを生成する
RandomEntity — 指定のタイプのランダムな実態を生成する
EntityClassList — 指定のタイプの実体クラスのリストを与える
EntityInstance — 特定の実体の例(例:金5kg,1850年の米国)
EntityCopies — 実体の複数のコピー(野球のボール10個)
EntityGroup — 実体のグループ(例:ハンバーガーとフライドポテト)
EntityProperties — 実体のクラスで利用できる特性
EntityProperty — 実体タイプの特性の記号表現(例:”Population”):
EntityPropertyClass — 指定のタイプの特性のクラス(例:人口統計)
EntityFunction — 実体構造をパラメータとした関数の記号表現
特性の値で暗示的に定義される実体のクラス
EntityClass[type,propvalues] — 条件を満足する特性を持つ実体のクラス
GreaterThan ▪ LessThan ▪ Between ▪ NearestTo
ContainsAny ▪ ContainsAll ▪ ContainsOnly ▪ ContainsNone
実体クラスの変換と計算 »
FilteredEntityClass — 述語でフィルタされた実体の記号表現
SortedEntityClass ▪ SampledEntityClass ▪ ExtendedEntityClass ▪ AggregatedEntityClass ▪ CombinedEntityClass ▪ UnionedEntityClass ▪ IntersectedEntityClass ▪ ComplementedEntityClass
標準特性
CommonName — 実体または特性の一般的な出力可能名
CanonicalName — 実体または特性の固有の正規名
EntityTypeName — 実体のタイプの名前
Dated — 特定の日付の実体または特性を表す
GeoPosition ▪ DateObject ▪ Quantity
ToEntity — 通常の式(文字等)から実体に変換する
FromEntity — 可能なら実体から通常の式に変換する
WolframLanguageData — すべての組込みWolfram言語についての完全データ
EntityPrefetch — 実体の集合の特性値を前もってロードする(例:国の人口)
特定の領域 »
Country City Chemical Company Person Planet Food Species Building University ...
Wolfram|Alphaへの直接アクセス »
WolframAlpha — Wolfram|Alphaから可能な多くの形式で結果を得る
(入力の最初に) — 自由形式言語を使ってWolfram言語出力を生成する
(入力の最初に) — 完全なWolfram|Alpha出力を生成する
カスタム実体ストアの設定
EntityStore — カスタム実体とその特性の表現
EntityRegister — 実態ストアを登録する
EntityUnregister ▪ EntityStores
Wolfram Data Repository
ResourceObject — コンテンツとメタデータを含むリソースオブジェクトの記号表現
ResourceData — リソースオブジェクトから特定の要素を抽出する
Wolfram Data Drop »
Databin — 増加的に累積したデータビンの記号表現
外部データベースへの接続性 »
RelationalDatabase — リレーショナルデータベースとそのスキーマの記号表現
DatabaseExplorer ▪ MongoConnect ▪ RDFStore ▪ ...
SPARQLExecute — 外部SPARQLエンドポイントに対してSPARQLクエリを実行する
大規模言語モデルへのアクセス »
LLMSynthesize — 大規模言語モデルを使ってテキストを生成する
LLMResourceFunction — Wolfram Prompt Repositoryからのプロンプトを使う
LLMConfiguration ▪ LLMFunction ▪ LLMTool ▪ ...
外部の知識ベース
ExternalIdentifier — 外部から指定された実体の記号表現
WikipediaData — 実体やトピックについてのWikipediaからの資料
WikidataData ▪ WikipediaSearch ▪ WikidataSearch
ServiceExecute — さまざまな外部サービスにアクセスする(Yelp,PubMed,PubChem,arXiv等)
Webコンテンツ
WebSearch — 統合されたWeb検索(外部サービスを使って)
WebImageSearch — 統合されたWeb画像検索(外部サービスを使って)
WebImage — Webページの画像をキャプチャする
テキストによる質問返答
FindTextualAnswer — テキストの質問の解を求めようと試みる
SemanticInterpretation — 自由形式言語をWolfram言語形式に変換する
SemanticImport — データをインポートし,実体等をWolfram言語形式に変換する
Interpreter — 種々のタイプの入力を解釈する(例:"City","Date"等)
システム設定
編集 ▶ 環境設定 ▶ インターネット接続性 — Wolfram知識ベースへの接続性を有効・無効にする